白老町の新しい「こども留学プラン」
北海道南部に位置する白老町が、地域と子どもたちの未来を結ぶ新たな一歩を踏み出します。2025年6月から始まる「こども留学プラン」は、移住やワーケーションを希望する家族を対象にした短期保育プランです。この取り組みは、滞在中に子どもを町内の幼稚園や保育園に預け、地域の育児環境を実際に体験できる仕組みです。地域との関係構築や定住促進を目指すこのプランは、地方での育児に興味がある家族や移住を考えている方々にぴったりの機会を提供します。
ふるさと住民登録とこども留学
最近、北海道では地域資源を活かした体験型プログラムがますます注目されています。たとえば、厚真町では子ども専用の6泊7日の「ポケマルこども地方留学」が人気を集めており、厚沢部町や上士幌町でも保育園での「留学」の試みが始まっています。これらの取り組みは、新たな移住定住促進の形として広がっています。
さらに、2025年6月4日には、政府による「ふるさと住民登録制度」の創設が発表されました。この制度により、都市と地方の住民が継続的につながる「関係人口」が可視化され、家族でより良い生活環境を求める流れが加速することでしょう。
こども留学プラン詳細
実施施設: 白老さくら幼稚園、白老小鳩保育園(運営: 浅利教育学園グループ)
実施期間: 2025年6月〜9月(延長の可能性あり)
保育時間: 9:00〜17:00(最大8時間)
利用料金: 4時間4,000円。延長1時間ごとに1,000円。(+給食・おやつ代300円)
この「こども留学プラン」を利用希望の方は、専用のGoogleフォームからお申し込みが必要です。申し込みの際には、オンライン面談があり、詳細なヒアリングが行われます。手続きの後、正式に予約が確定しますので、ご安心ください。
白老町が提供する暮らしの接点
白老町は、豊かな自然と文化が融合する地域です。このプランを通じて、地域での育児環境を感じ、町と家族がつながるきっかけを提供することが狙いです。短期滞在であっても、地域に根ざした生活を体験し、将来的な移住の選択肢を広げていく助けとなるでしょう。
例えば、子どもたちは地域の屋上庭園でジャガイモを植え、楽しく鬼ごっこをしたり、さまざまなアクティビティを通じて友達との関係を築いていきます。これらの体験は、白老町の温かみある教育と保育の環境を直接感じる良い機会です。
浅利教育学園グループについて
浅利教育学園グループは、1969年創設の北海道日本大学高等学校の附属幼稚園を母体とする教育機関です。現在は、道央圏を中心にさまざまな幼稚園や保育園を運営し、約1100名の園児と300名のスタッフが活動しています。教育方針「ア!」に基づき、主体的で感性豊かな子どもの育成を目指し、社会に新しい生きる力を備えた人材を送り出しています。
私たちの「こども留学プラン」が、あなたと家族にとって新たな可能性の扉となることを願っています。ぜひ、地域の温もりを感じてみてください。