子供向けITスクールの新たな試み
ITeens Lab(アイティーンズラボ)は、2025年2月8日(土)に特別な研修講座を実施しました。今回の講座には、教育現場での豊富な経験を持つまどい代表・島川竜也氏が招かれ、教職員に向けた貴重な学びの場が提供されました。テーマは「生徒の成長を支援する指導法と、スタッフ自身の指導スキル向上」。この講座は、教育者としてのマインドセットや生徒との効果的なコミュニケーション方法を深く探求しました。
ITeens Labとは
ITeens Labは、小学生から高校生を対象に、プログラミングやITスキルをオンラインで学べる環境を整えています。生徒たちは、論理的思考力や創造力を育むために、さまざまなカリキュラムに取り組んでいます。同スクールは、個々の生徒の成長を重視し、楽しく実践的なスキルを学ぶ場を提供することに力を入れています。
研修の目的
本研修の目的は、参加したスタッフが指導者としての視点を広げ、生徒との関係性をより良いものにするためのスキルを習得することでした。島川氏は、福岡市立小学校での約10年間の勤務経験を持ち、その後「まどい」という教育支援事業を立ち上げています。
講座内容
1. オープニング・自己紹介
講座は島川氏の自己紹介から始まり、彼がどのような考え方で教育に臨んでいるか、その背景についても説明されました。
2. 目的論に基づく教育アプローチ
本セッションでは、生徒の行動や発言に潜む心理的要因について掘り下げ、指導の場でどのように生かすかが解説されました。島川氏は特に以下のポイントを強調しました:
- - 生徒の行動を目的論で考えること:行動の背後には必ず目的があり、その意図を探ることが大切です。
- - 指導者のマインドセット:冷静かつ前向きに生徒に接する姿勢が、彼らの成長を促す要因になるとしました。
- - 具体的なアプローチ:日常の指導に役立つ声かけや生徒のモチベーションを高めるためのヒントが提供されました。
3. ディスカッション
講座の後半では、参加者同士でディスカッションが行われ、具体的な悩みや課題が共有されました。さまざまな指導方法に関する意見交換が交わされ、特に生徒の集中力を保つ工夫やメンタルマネジメントについて多くの気付きが得られました。
4. 振り返りと質疑応答
最後に、講座の振り返りが行われ、参加者からの質問に対して島川氏が丁寧に回答しました。この時間では、参加者が得た新たな知見を整理し、今後の指導に活かすためのヒントを得たと報告されています。
参加者の声
参加したスタッフからは、「具体的なアイデアが得られ、身になった」「未来を見据えて指導する大切さを再認識した」といったポジティブな感想が寄せられました。また、「授業の運営に対する良い気付きを得られた」との声も多く、今回の研修の効果を実感している様子が伺えました。
島川竜也氏とまどいの取り組み
まどい代表・島川氏は、株式会社まどいを通じて教育現場に革新をもたらす多様なサービスを展開しています。福岡市には民間学童「みんなの居場所まどい」を運営し、保護者向けの支援プログラムや企業向けの研修プログラムも実施しています。彼の豊富な経験と実践的なノウハウは、今回の講座でも多くの学びを提供しました。これからもITeens Labは、質の高い研修を通じて、スタッフのスキル向上を目指していくことでしょう。