無料日本語教育アプリ
2024-08-07 14:03:11

大阪教育大学とNTT ExCパートナーが無料アプリで日本語教育を支援

無料アプリで支援する日本語教育



近年、日本に住む外国人の数が増加している中で、教育現場での外国にルーツを持つ子どもたちの受け入れ体制が重要な課題となっています。このような背景を受け、株式会社NTT ExCパートナーと国立大学法人大阪教育大学は共同で、日本語学習を支援するアプリ「アプリで にほんご - がっこうに いこう -」を開発しました。このアプリは、特に来日したばかりの子どもたちが日本の学校や日常生活で必要とされる日本語を効果的に習得できるように設計されています。

アプリ開発の目的と背景



日本には在留外国人が年々増加し、それに伴い学校教育でも多様な背景を持つ子どもたちを受け入れる体制が求められています。特に日本語に不安を持つ childrenに対して、適切な教材や学びの環境を提供することが必要ですが、その現状は厳しいものです。多くの学校では、日本語を初めて学ぶ子どもたちのために教員が自ら教材を作成しており、それが教育現場における大きな負担となっています。

NTT ExCパートナーは、大阪教育大学と連携し、「サバイバル期」と称される日本語の初期段階にある子どもたちを対象にした学習システムを開発しました。このシステムは、教師が子どもたちの日本語習得を効果的にサポートできるよう、教材の準備から学習指導、評価に至るまで統合的に提供することを目指しています。アプリ導入によって、教師の負担を軽減し、質の高い日本語教育を促進することを狙いとしています。

アプリの具体的な機能



「アプリで にほんご - がっこうに いこう -」は、教師が生徒と対話をしながら日常的に使用される言葉や表現を教えるためのものです。このアプリを活用することで、来日した子どもたちは日本語の基礎を効果的に学び、安心して学校生活を送れるようになります。また、学ぶ過程で自ら積極的にコミュニケーションを取ることが奨励され、社会適応を図る助けとなります。

さらに、大阪教育大学の研究者が作成した指導案や評価資料も併せて提供され、教員には多様な支援が用意されています。これにより、本アプリを使った日本語教育がよりスムーズに進むことでしょう。

提供開始と利用条件



このアプリは全国の教育委員会、学校、および日本語の学習支援を行う法人に対して、2024年8月7日より無償で提供される予定です。利用対象は、日本国内に限られ、営利を目的としない法人に限られています。個人での申し込みは受け付けていないため、教育機関に所属する関係者が利用できる形です。

成果を問うトライアル実証



2023年5月から2024年3月までの期間において、全国11の日本語教育機関が協力し、アプリの学習効果や機能改善のためのトライアルが行われました。参加した教師からは、アプリの利便性や効果について多くの好意的な意見が寄せられています。例えば、これまで自作の教材を使用していた中でも、アプリが包括的に提供されることで助けられたという声や、発話ができなかった子どもが積極的に学習に取り組むようになったという報告がありました。

アプリの導入により、子どもたちが日本語の学習を通じてアイデンティティを形成する過程にポジティブな影響があったとの報告もあり、今後の教育に期待がかかります。

お問い合わせ



「アプリで にほんご」に関する詳細情報や申込方法については、特設ページをご覧ください。質問や報道関係の問い合わせについては、NTT ExCパートナーの連絡先を通じて行うことができます。


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会社情報

会社名
株式会社NTT ExCパートナー
住所
東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル7階
電話番号
03-5440-2716

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