ジャカルタ下水処理場プロジェクト
2025-10-28 12:29:43

ジャカルタ下水処理場建設プロジェクトが始動!大林組とJFEが参加

ジャカルタ下水処理場建設プロジェクトが始動



インドネシア共和国のジャカルタ特別州では、深刻化する水質汚染への対応として下水道整備が急務となっています。このたび、大林組、JFEエンジニアリング、PT. WIJAYA KARYA、PT. JAYA KONSTRUKSIの共同企業体がジャカルタ下水整備計画の第6工区において下水処理場の建設工事を受注しました。

概要と背景



ジャカルタ特別州は、人口1,000万人超の大都市として知られていますが、その下水道普及率はわずか12%に留まっています。河川や地下水の水質汚染が深刻化しており、環境問題が浮かび上がっています。このため、ジャカルタでは「ジャカルタ汚水管理マスタープラン」を策定し、段階的に下水道を整備していくことが求められています。

今回の受注した第6工区は、特に人口密度が高く商業施設も多い地域を対象としています。計画中の下水処理場は、1日あたり4万7,500m³の処理水量を予定しており、第1フェーズでは約30万人の住民をカバーします。最終的には146万5千人の計画人口に対応できる内容です。

技術力に期待



本工事において、共同企業体は従来のプロセスに加え、高濃度の微生物を保持できるIFAS技術を導入します。これにより、窒素除去が効率的に行えるようになります。また、ケーソン工法(自重による沈下設置)を採用し、技術の信頼性と安全性を確保します。土木工事は大林組とWIJAYA KARYAが担当し、機電工事はJFEエンジニアリングとJAYA KONSTRUKSIが手掛けます。

持続可能な社会の実現に向けて



大林組とJFEエンジニアリングは、今後も高品質なインフラ整備を通じて、インドネシア国内での下水道普及率の向上に貢献していきます。このプロジェクトは、生活環境の改善だけでなく、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなるでしょう。

受注の詳細



  • - 発注者: インドネシア共和国公共事業省
  • - 工事名称: ジャカルタ下水整備計画(第6工区)下水処理場建設工事
  • - 施工場所: ジャカルタ特別州ドゥリコサンビ地内
  • - 工事監理: オリエンタルコンサルタンツグローバル、日本工営、PT. Virama Karyaなどの共同企業体
  • - 請負者: 大林組、WIJAYA KARYA、JFEエンジニアリング、JAYA KONSTRUKSI
  • - 受注金額: 約160億円
  • - 工期: 2026年2月~2029年6月(予定)

このプロジェクトは、ジャカルタ特別州における持続可能な発展と住環境の向上に貢献する重要な取り組みとなることが期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社大林組
住所
東京都港区港南2-15-2品川インターシティB棟
電話番号

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