スタンレー電気株式会社(本社:東京都目黒区)は、広島県東広島市に位置する広島製作所の新棟をついに竣工しました。
この拡張工事は、企業が自動車照明電装品の生産においてグローバル競争力を高めるための重要なステップです。新棟の完成を祝う竣工式は、2024年1月15日に行われました。
広島製作所の役割と拡張の背景
広島製作所は、自動車照明電装品を生産する日本国内での主な拠点の一つです。自動車業界は変革期を迎えており、様々なニーズに応えるために生産能力の向上が求められています。今回の新棟の完成により、スタンレー電気はその需要に応じた生産体制を構築することが可能となります。
生産革新と未来のものづくり
新棟では、企業が独自に進めている生産革新活動に、ITやデジタルトランスフォーメーション(DX)を組み合わせることで、原価低減と品質向上を同時に達成することを目指しています。そのために、工場は他の拠点のモデルとなることを期待されています。
地球環境と地域社会への配慮
スタンレー電気の広島製作所では、地球環境と地域社会との共生を考えた工場づくりも行っています。新棟の建設にあたっては、省エネ設備の導入や、物流の集約、再生可能エネルギーの活用が進められています。これによりCO₂排出量の削減を図り、サステナブル材料を積極的に活用するカーボンニュートラルの推進を進めています。
広島製作所の概要
新棟の敷地面積は25,200㎡、延床面積は24,354㎡(従来からの拡張前は12,961㎡)です。総工費は約80億円に達しました。
自動車用ヘッドランプやリアコンビネーションランプなど、自動車関連の照明機器の生産が行われています。
安全・安心のものづくりへの貢献
スタンレー電気は、ものづくりへのこだわりをもって自社の製品と技術が人々の生活の安全と安心に寄与することを目指しています。今後も事業活動を通じて地域に貢献していく所存です。
SDGsへの取り組み
さらに、スタンレー電気は「SDGs未来都市東広島推進パートナー」でもあり、循環型社会の実現を目指して、様々な活動に積極的に取り組んでいく予定です。地域とのつながりを大切にしながら、持続可能な社会を実現するために尽力します。