未来を探るリサーチ
2025-12-16 14:30:34

新しい都市の未来を探るリサーチプロジェクト『POST GROWTH CITY LAB』始動

都市の新たな未来を切り開くリサーチプロジェクト



日鉄興和不動産株式会社と株式会社Zebras and Company(Z&C)は、2052年を見据えて、「POST GROWTH CITY LAB(PGCL)」という新しいリサーチプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトの目的は、人口減少や気候変動、社会構造の変化に応じた新しい都市と地域の関係を探ることにあります。

拡大から持続可能性への転換



「拡大による成長」という従来のモデルは、限界を迎えているとされています。これからの都市の成長は、どのようにして実現されるべきかを考えることが求められています。このプロジェクトは、不動産や企業投資、地域経営の観点から、より持続可能な都市像を見つけ出す取り組みです。

共創パートナーとの連携



「PGCL」には、地域創造の実践を行う株式会社NEWLOCALや、持続可能なイノベーションを研究・実践する株式会社RE:PUBLICも参加しています。これらのパートナーと共に、地域の実態を把握し、実行可能なモデルを設計していくことを目指しています。

研究テーマとアプローチ



PGCLの研究は、日本各地の都市と地域を三層の構造、「ブロック拠点」「ハブ拠点」「小さな拠点」として捉え、それぞれの機能や関係性を分析します。この分析を通じて、持続可能な都市と地域づくりの変化の地図を描くための4つの要素を検討します。

1. 経済(外部資本の活用)
2. 文化や資源(土地固有の価値の発掘)
3. 生活インフラ(生活基盤の整備)
4. 暮らし方(多様な価値観の尊重)

この地図は、不動産や投資の未来戦略の指針となり、地域が自らの未来を考えるための共通言語となることが期待されています。

プロジェクトの実体化



「PGCL」は、「構想から実装まで」をテーマに、持続可能な未来を実現するための具体的なアクションを模索します。Future Style総研は未来志向の理念で、都市の成長戦略を策定する役割を担い、Zebras and Companyは投資や事業の視点からプロジェクトを全体的に設計します。NEWLOCALは実践的なマクロ・デスクリサーチを行い、RE:PUBLICがフィールドリサーチを通じて現場の実態を把握し、仮説を検証していきます。

リサーチ発表会の開催



初期リサーチの成果を発表する会が、2025年12月16日に赤坂インターシティコンファレンスで行われます。この発表会では、リサーチプロジェクトの趣旨説明や初期仮説の紹介、またフィールドリサーチの報告が行われる予定です。これにより、参加者はプロジェクトの進捗を直接知ることができ、質疑応答を通じて意見交換する機会も設けられます。

今後の展望



プロジェクトは2026年末までの2年間を予定しており、約3ヶ月ごとにリサーチ成果を発表していく計画です。地域と都市が互いに支え合い、自立した未来像を描くための基盤を築いていきます。日鉄興和不動産の佐藤有希氏とZebras and Companyの阿座上陽平氏は、共にこの取り組みの重要性を強調しています。環境の変化に柔軟に対応しながら、持続可能性を重視した新しい成長モデルを模索していく所存です。


このプロジェクトは、ただの学術的な研究に留まらず、実際に地域に根ざした取り組みとして広く展開されることが期待されています。都市と地域が共生し、持続可能な未来を共に築くための道を模索する「POST GROWTH CITY LAB」の動向に注目です。


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会社情報

会社名
日鉄興和不動産株式会社
住所
東京都港区赤坂一丁目8番1号 赤坂インターシティAIR
電話番号
03-6774-8000

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