浅野忠信主演『壊れた心』東京国際映画祭で高評価獲得！日本全国公開決定

日本公開決定！浅野忠信主演『壊れた心』

今年、東京国際映画祭で高い評価を受けた作品『壊れた心』が日本での公開に向けて動き出しました。主演を務めるのは、日本を代表する俳優・浅野忠信。撮影監督には、国際的に著名なクリストファー・ドイルを迎え、フィリピンの鬼才ケヴィン・デラクルーズが監督を務めています。

クラウドファンディングの成功

当初は、「日本で劇場上映されることはないだろう」とささやかれていた本作ですが、クラウドファンディングのプロジェクトが立ち上げられ、多くのファンから支援が寄せられました。そして、12月9日にはその目標を達成し、日本での全国公開が決定しました。プロジェクトの支援者に向けて、特典も用意されており、割引鑑賞券やDVD、エンドロールに名前が掲載される権利など、魅力的なアイテムが揃っています。

映画の想定アウトライン

作品はフィリピンのスラム街を舞台に、冷酷な殺し屋が組織の女を助ける逃避行が描かれています。映像作家として注目されているデラクルーズ監督は、詩人でありミュージシャンでもありながら、独特な視点で物語を紡いでいきます。撮影監督のドイルは、まさにエモーションをひたすら捉え続ける手腕を発揮し、浅野忠信演じる殺し屋の心の葛藤と人間模様を美しく映し出しています。

東京国際映画祭での評価

本作は第27回東京国際映画祭でコンペティション上映作として紹介され、審査員長であるジェームズ・ガンからも高く評価されました。彼は「審査委員長としての立場ではなく、ひとりの監督として刺激を受けた」と述べ、多くの支持を得ています。この作品がどのようなインパクトを持ち、観客にどのようなメッセージを届けるのか、非常に楽しみです。

クリエイティブなチーム

新しい映画制作と配給活動を展開している Tokyo New Cinemaがプロジェクトを推進しています。彼らは、国際的な映画祭での受賞歴や、米国でのクラウドファンディングを通じた全国上映経験など、多くの実績を積んでいます。指揮を執るのは若干27歳のプロデューサー・木ノ内輝。若手ながら、その手腕で新たな映画文化を創造する姿には注目です。