JAL国際線機内食向け農林水産物の商談会が開催
地域の農林水産物やその加工品を活用した国際線機内食に新たな風を吹き込むため、浜松市で商談会が開催されることが発表されました。この商談会は、来る令和7年6月2日(月)と6月3日(火)の2日間、浜松市役所内会議室で行われます。本イベントの目的は、名古屋エアケータリング株式会社が調製する機内食に、地元の農産物を取り入れることです。
【商談会の詳細】
商談会に参加すると、採用された場合、令和7年12月から令和8年2月にかけて、中部国際空港発の日本航空の全ての国際線ビジネスクラスおよび一部エコノミークラスの機内食に使用されるチャンスがあります。さらに、当該事業が終了した後も、中部国際空港発便の機内食に継続的に農産物が採用される可能性があるため、地元生産者にとって非常に有意義な機会と言えるでしょう。
商談会は、新しい販路を開拓するチャンスでもあり、令和7年12月〜令和8年2月に商材が用意できない場合でも、他の案件での商談に向けた道筋を作ることができる点が魅力です。農業者や、その生産物を扱う事業者にとって、思いもよらないビジネスチャンスが広がっているのです。
【対象商材と事業者】
商談会に募集する対象商材は、浜松地域で生産された農林水産物やそれを原料に含む加工品、または加工向けの原料です。具体的には、農家の方々やそれに関連する事業者が自らの商品の魅力を伝え、アピールする場として利用できます。地域の特産物を多くの人に知ってもらう良い機会となるでしょう。
【申し込み方法】
商談会への申し込みは、それぞれの事業者がウェブフォームから行う形になります。申し込みの締切は令和7年5月26日(月)までですので、参加を希望する方はお早めに手続きをされることをお勧めします。申し込みに関する詳細やフォームは、浜松市の公式サイトに情報が掲載されていますので、ぜひチェックしてみてください。
【公式HP】
浜松市公式サイト
【今後の展望】
商談会では、採用の結果がどのように地域の経済に波及するか、大きな期待が寄せられています。浜松市と日本航空株式会社は、平成30年に結んだ「ハママツ・ツーリズムプロモーション・パートナーシップ協定」に基づいて、協力しながらこのプロジェクトを実施しています。浜松・浜名湖地域食×農プロジェクト推進協議会が主体となり、地域の農産物を密接に関わらせる形で開催される商談会に、関心が高まっています。
地域の農業者にとって、新たな商機を見出すための重要なステージとなるこの商談会。JALの国際線機内食で自らの産品がフライトの一部として提供されることを目指し、積極的な参加が期待されます。