「ハグカレー」始動
2021-10-07 17:43:28
福島の仲間の夢を形に、「ハグカレー」プロジェクト始動
福島の希望、亡き仲間の夢を実現へ
NPO法人チームふくしまは、福島の復興を支えるために2008年に設立され、地元の絆を深めるための取り組みを続けてきました。特に「福島ひまわり里親プロジェクト」は、2012年の法人化以降、55万人以上が参加する大きな活動へと成長しました。しかし、そんな輝かしい歴史の裏には、多くの人々の思いが込められています。その中でも特に印象深いのが、故吉成洋拍さん(通称ハグさん)の存在です。彼は、震災後の多くの支援活動に心血を注ぎ、子どもたちの未来に光をもたらすために尽力していました。
2021年5月12日、ハグさんは残念ながら亡くなりました。その直前まで、彼は子ども食堂の運営に関する課題について真剣に考えていました。そこで、チームふくしまは彼の思いを引き継ぎ、子ども食堂のためのレトルトカレー「ハグカレー」を製作することに決定しました。これは、食事の面で悩んでいる方々が安心して子ども食堂を開催できるようにするためのプロジェクトです。
「ハグカレー」を作る意義
子ども食堂には、様々な課題が存在します。運営資金の確保やメニューの考案、活動の場の維持、そして運営方法への理解不足などです。特に調理メニューについては、メニューを考えることが多くの方にとってのハードルとなっていました。そこでハグさんは、簡単で栄養価が高いレトルトカレーを作ることに着目しました。
カレーは子どもたちにも人気があり、ライスや他の食材とのアレンジもしやすく、手間をかけずに提供できるという利点があります。子どもたちに喜ばれると同時に、食の安心を提供することができるのです。彼のこの夢を実現するために、私たちはまず、「ハグカレー」の製作に取り掛かることにしました。
クラウドファンディングの開始
このプロジェクトを進めるために、私たちはクラウドファンディングを立ち上げました。目標金額は1,000万円で、期間は2021年10月31日まで。この資金は、レトルトカレーの製造・開発費用やラベル作成などに使われます。リターンとしては、実際のハグカレーやひまわりの種、さらに寄付に関する特典も用意しています。
子どもたちの笑顔を増やすプロジェクト
私たちは、ハグさんの夢を実現することで、より多くの子どもたちの笑顔を生み出したいと考えています。ハグカレーを提供することで、食事を心配するあまり活動を躊躇していた方々が、安心して子ども食堂を開催できる環境を作りたいのです。そして、家庭でもなかなか過ごせない時間を子どもたちと一緒に楽しむことができる時間、空間を提供できるようにします。
プロジェクトの今後の展開
今後、私たちは福祉作業所との連携を深め、障がい者が製造に携わることで、ハグカレーを商品化し、全国の子どもたちに届けていくことを目指します。これにより、ハグさんが希望した「人に優しいまちづくり」の実現へとつなげてゆくことができるでしょう。
このプロジェクトが成功を収め、私たちの取り組みが多くの人々に広がることを期待しています。ぜひ、皆さまのご支援をお願いいたします。
会社情報
- 会社名
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特定非営利活動法人チームふくしま
- 住所
- 福島県福島市野田町6-7-8 ツインコートB103
- 電話番号
-
024-563-7472