極寒ぶりと五色彩雲のコラボで未来の食文化を創造
2025年11月7日、北海道白糠町の「極寒ぶり®」と釧路市の福司酒造が手掛ける地酒「五色彩雲(ごしきのくも)」がコラボレーションした商品「五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル」が発売される。この取り組みは、両者の理念「過去を想い、未来を仕込み、次の食文化を創る」に基づいており、地域資源のブランド化を通じて新たな食文化を共創することを目指している。
極寒ぶり®プロジェクトの背景
「極寒ぶり®プロジェクト」は、北海道の気候変動がもたらす漁業の変化を逆手に取った取り組みである。近年、秋の定置網漁の中心だった「秋鮭」が減少する一方で、ブリが急増している。北海道・白糠町の天然ブリは、脂がのっており、味わい深いため、新たな地域資源として期待されている。
このプロジェクトでは、白糠町で水揚げされたブリのうち、質の高いものを厳選し、船上で丁寧に活〆することで、ブランドとしての価値を高めている。地域の漁業協同組合や企業、イミュー社が連携して進めるこのプロジェクトは、地域経済の新たな価値創出を目指している。
福司酒造と五色彩雲の誕生
一方、釧路市の福司酒造は、百年にわたり地の酒を造り続けてきた歴史ある酒蔵だ。この新ブランド「五色彩雲」は、自然の美しさや希望を表現することを目的にしており、地元の気候を活かした芳醇な酒を磨き上げている。
「五色彩雲」は、地元産の米を使用し、伝統的な製法と新しい技術を取り入れることで、常に進化を続けている。今後は、現代の食文化にも対応できるよう多様なアプローチを模索しており、燗酒が楽しめる製品開発も行っている。
コラボレーションの意義
「極寒ぶり」と「五色彩雲」のコラボレーションは、地域文化を尊重しながら、新たな食体験を提供することを目指している。両者が手を組むことで、共通の価値観を基にした製品開発が進められ、地域の資源を最大限に活かした新たなブランドが誕生する。
この共同の取り組みは、道東の自然と人々の技術が奏でるハーモニーを象徴しており、今後の食文化発展に寄与する存在となるだろう。
商品情報の紹介
新ブランド「五色彩雲 Nusamai 極寒ぶり限定ラベル」は720ml入り、価格は3,500円(税込)。原料米は「北海道酒造好適米 吟風」で、アルコール度数は15%。おすすめの飲み方は冷や及び燗酒であり、深い味わいと広がる香りを楽しむことができる。特に、極寒ぶりの旨みとのペアリングは絶品だ。
ふるさと納税で体験できる味
さらに、「極寒ぶり」は白糠町のふるさと納税の返礼品としても注目されており、「ぶりしゃぶセット」や「漬け丼の素セット」といった商品のラインナップが揃っている。地域の生産者が手がける旨味満点のブリをぜひご賞味あれ。
まとめ
株式会社イミューは「地域に根を張り、日本を興す」をコンセプトに、多彩な地域資源をブランド化し、食文化の次世代を築くために邁進している。両ブランドのコラボレーションは、地域の持続可能な発展を目指す画期的な試みであり、今後も目を離せない展開が期待される。