訪日客が地域に寄付し感謝の気持ちを体感できる新たな仕組み、『Donate & Go』が北海道ニセコエリアでスタートします。このプログラムは、京都市での成功を受け、令和4年9月より全国での展開が期待されています。
この取り組みを推進するのは、東京都品川区に本社を置く株式会社ギフティ。同社は、訪れる観光地への寄付を通して、地域の文化や歴史、自然環境への理解を深めてもらうことを目的としており、寄付者には地域の飲食店や観光施設で使える電子ギフト券「Donate & Go GIFT」を授与します。
ニセコエリアは、山々に囲まれた美しい自然環境や冬のスキー場、夏のトレッキングコースが人気で、年間を通じて多くの観光客が訪れます。しかし、増加する観光客によって環境整備などの経済的負担も増大しており、その解決策として『Donate & Go』が導入されることになりました。このプログラムを通じて、寄付金の一部は自然環境の保全や地域活性化に使用され、寄付者は地域の持続可能な開発に貢献することが可能です。
2024年12月24日から、ニセコエリアでは寄付を行った方に、寄付額の50%に相当する電子ギフト券を贈呈する形でこの仕組みが始まります。また、京都市との連携も進められ、寄付者はどちらの地域でも使えるギフト券を受け取ることができ、地域間の交流を促進することを目指しています。
『Donate & Go』の詳細は公式サイトからも確認できます。寄付者は専用のサイトで簡単に寄付を行うことができ、その後、電子ギフト券の受け取りも手軽です。
この仕組みは、地域の魅力を感じながら寄付ができる新しい形の観光体験を提供し、訪日客にとっても地域のファンになるきっかけとなります。国際的な旅行者が日本を訪れる中、このような取り組みが広まることで、地域に根付いた観光体験がさらに充実していくことが期待されます。
今後もギフティは、全国的にこの『Donate & Go』の普及に努め、地域金融を活性化しながら持続可能な観光の形を模索していくとのことですの。