アルテック、3Dプリンタの新たな取り扱いを開始
アルテック株式会社は、2016年7月1日より、フランスのProdways社が製造する粉末焼結型3Dプリンタの国内取扱いを開始しました。この新たな導入により、製造業界に革新をもたらすことが期待されています。
Prodways社の粉末焼結型3Dプリンタ
Prodways社は、湖南Farsoonテクノロジーズ社とのR&Dパートナーシップを活用し、粉末焼結型3Dプリンタの開発に力を入れています。これにより、同社は機能試作やラピッドマニュファクチャリングに対応できる先進的な生産技術を展開しており、様々な業界のニーズに応えることが可能です。
ProMaker Pシリーズの特徴
特に、Prodways社の「ProMaker P」シリーズの3Dプリンタは、航空、自動車、ヘルスケア、エネルギー、学術研究など、幅広い分野での利用が期待されています。これらの機種は、耐熱性に優れた材料を使用しているため、製造業における試作の幅が広がるのです。
新たに取り扱う5機種
新たに扱いを開始したのは以下の5機種です。これらのモデルそれぞれが特徴を持ち、様々な製造ニーズに対応しています。
- - ProMaker P2000 SD:標準機能の小型機。造形サイズは250×250×320mm。
- - ProMaker P2000 HT:高耐熱性樹脂PA6が使用可能で、同じく造形サイズは250×250×320mm。
- - ProMaker P4000 SD:標準機能の中型機。造形サイズは400×400×450mm。
- - ProMaker P4000 HS:高速造形が可能な上位機種。造形サイズは400×400×450mm。
- - ProMaker P4000 X:レーザー出力100Wの最上位機種で、同じく造形サイズは400×400×450mm。
これにより、アルテックは将来的にProdways社の3Dプリンタ全機種の取り扱いを目指しています。
使われる材料とそのメリット
粉末焼結型3Dプリンタは、粉末状の材料をレーザーで焼き固めることで造形を行います。主な材料にはナイロン樹脂やポリウレタン樹脂があり、特にナイロン樹脂の高い耐熱性が自動車業界での利用を促進しています。この技術の導入により、試作や製品開発のスピードと効率が向上すると期待されています。
設計・製造ソリューション展への出展
アルテックは、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS)」に出展します。開催日は2016年6月22日から24日までで、会場は東京ビッグサイト。ブースでは3Dプリンタのサンプル展示を行い、毎日ミニセミナーを開催してProdways社製3Dプリンタの特徴を紹介します。
アルテック社のブースは東3ホールの3Dプリンタゾーンに位置し、具体的な機能や操作方法について興味のある方にリアルな体験を提供します。
Prodways社の信頼性
Prodways社は、Groupe Gorgé(上場企業)グループ内のメンバーであり、業界の規制や技術的要求を満たした高品質な産業ソリューションを提供しています。これにより、企業は生産性向上と信頼性確保の両方を実現することが可能になります。
アルテックの企業情報
アルテック株式会社は、東京都中央区に本社を置く企業で、1976年に設立。3Dプリンタ事業を2007年から開始し、取り扱いを持つメーカーは今後も拡大していく予定です。今後も新しい技術を導入し、製造業に貢献していく姿勢を続けていきます。