社会課題を可視化
2026-04-03 08:47:45

高校生たちが描く社会課題の未来――メディアアート「entity」で可視化されたデータ

高校生たちが描く社会課題の未来



日本の高校生と大学生たちが集まるビジネスコミュニティ「First off Projects」に所属する高校生たちが、社会課題に関するオープンデータをデジタルアートとして具現化した作品「entity」を発表しました。このメディアアートは、現在2作品がWeb上で公開中であり、誰でもブラウザを通じて自由に体験することができます。具体的には、次のリンクからアクセスできます。


作品の特性



本作品の魅力は、複雑な社会課題をあえて「触れそうな量感」や「砕けた形」で可視化することで、多くの人々が直感的に社会の現状を理解できるようになっている点です。高校生たちは、もともと持っていた社会課題への関心をもとに、3Dモデリング技術やプログラミングを学び、約4カ月間の努力の末にこの作品を完成させました。

さらに、2026年4月25日(土)と26日(日)には、幕張メッセで開催される「ニコニコ超会議2026」の「ボクたちの超未来研究室」ブースにて、これらの作品が展示される予定です。開発者たちに直接話を聞けるこの貴重な機会に、ぜひ実際に体験してみることをお勧めします。


作品紹介



作品1: 「見えない水」


「見えない水」では、私たちの日常生活に潜む水の使用量を視覚的に理解することができます。多くの水は、私たちの消費する水道水だけでなく、食料や衣服、工業製品の生産過程に隠れています。この作品では国ごとの水フットプリント(製品に使用される水の総量)を球体として可視化し、水の使用量が多いほど球体が大きく、色が濃くなるようにデザインされています。数字だけでは伝わりにくい「見えない水」の存在を、体感に近い形で問いかけるこの作品は、私たちにとって非常にインパクトがあります。

作品2: 「サッカーボールと世界の労働」


次に紹介する「サッカーボールと世界の労働」では、サッカーボールという平和の象徴が、どのようにして私たちの手元に届くのかを探求しています。一見楽しいスポーツアイテムであるサッカーボールも、実は世界中の数多くの工程を経て製造されています。その中には、児童労働や劣悪な労働環境が存在することが問題視されています。この作品を通じて、パキスタンやインド、バングラデシュなどでの労働の実態や、原材料の調達に関しても深く考えさせられます。

制作の背景



一方で、本プログラムの特筆すべき点は、企画から開発に至るまでの全てのプロセスをFoPsに所属する高校生が自ら行ったことです。彼らの「複雑な社会の現状を、誰にでも分かりやすく伝えたい」という強い思いから生まれたこのプロジェクトは、3Dモデリングや技術を学びながら形を成しています。今後は、これらの作品を基にさまざまな社会課題を演出する新たなプロジェクトが予定されています。

First off Projectsについて



First off Projectsは、高校生と大学生のためのビジネスコミュニティです。このコミュニティは、法人向けのIT研修サービスを提供するスタディメーター株式会社の一部として活動しており、メンバーは資金や学習機会の支援を受けつつ、自らの興味に基づくプロジェクトに従事します。新技術や新規事業の事例を創出し、企業に還元するという意義深い役割を持っています。

スタディメーター株式会社のビジョンは、個人や企業、社会全体をより良い方向へ導くための支援を行うことで「挑戦したくなる世界」の実現を目指すことです。デジタル人材育成やオンライン学習サービスの提供など、幅広い活動を展開しています。


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会社情報

会社名
スタディメーター株式会社
住所
東京都千代田区有楽町1-2-2東宝日比谷ビル9階ビジネスエアポート日比谷
電話番号

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