Rapyuta Roboticsが10億円規模の資金調達を実施し、ロボティクス産業での成長を加速
Rapyuta Robotics、10億円の資金調達に成功
ロボティクスの分野で革新を目指すRapyuta Roboticsが、最新の資金調達ラウンドで10億円の調達に成功しました。この資金は、同社の第三者からの出資を受けており、特にSBIとの強化されたパートナーシップが重要な要素となっています。
共同設立者のコメント
Rapyuta Roboticsの共同設立者で最高執行責任者のArudchelvan Krishnamoorthy氏は、SBIとの関係が深まったことに喜びを表明しました。彼は、「SBIは国際的な視点をもって我々のビジネスを後押ししてくれている」と述べ、市場での成長に向けての期待を寄せています。
資金使途の詳細
今回のシリーズAの資金調達を含め、同社はこれまでに総額約13億円を集めています。新たに集まった資金の多くは、製品の開発やテスト、そのリリースを早めるためにエンジニアチームに投資される見込みです。加えて、新たな事業開発や販売体制の構築、さらにはマーケティング活動にも活用されることが計画されています。
Rapyuta Roboticsのミッションは、クラウド接続型の自律モバイルロボットを開発し、日々の生活をより快適にすることです。2014年の創業以来、日本、スイス、インドにオフィスを構え、すでにグローバルなロボティクス企業としての地位を確立しています。
チームの強化
最近、同社のチームには財務責任者として松田海氏が、執行役員として山脇真波氏が新たに加わりました。これにより、ビジネス開拓の強化と内部統制の改善が期待されています。両者ともに、以前はそれぞれ別の企業で重要な役割を果たしてきた実績を持っています。
スイスでの共同事業
さらに、Rapyuta Roboticsはチューリッヒ応用科学大学の応用情報技術研究所クラウド・コンピューティング研究グループと連携を深め、スイス連邦政府から50万米ドルの支援を受けています。この支援によって、同社はプラットフォーム・アズ・ア・サービス(PaaS)事業の拡大が見込まれています。特に、2017年の初めにはPaaSのオープンソース版をリリースする予定であり、後期にはエンタープライズ版の提供が計画されています。
展望
Rapyuta Roboticsは、今後も技術革新を通じてロボティクス市場の成長を推進し続ける意向です。エンジニアリングチームの強化と新たな資金の投入により、さらなる製品開発や市場展開が期待されています。特に飛行型ロボットに関する取り組みは、今後の業界での注目を集めそうです。
会社情報
- 会社名
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ラピュタロボティクス株式会社
- 住所
- 東京都江東区平野4-10-5
- 電話番号
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