株式会社薬王堂(本社:岩手県盛岡市)は、創業70年以上のアパレルメーカー・クロスプラス(本社:愛知県名古屋市)と共同で従業員ユニフォームのリニューアルを行いました。新しいユニフォームは、11月上旬から全395店舗での着用が開始されます。このリニューアルは、現場で働く社員の声を反映させることを重視しており、従業員が快適に働ける環境作りの一環となっています。
従業員の声を聞いたユニフォーム
今回のユニフォームリニューアルは、従業員が自らの意見を直接反映できるように設計されています。社員が現行ユニフォームの課題を挙げ、快適さの向上やデザインの一新が求められました。薬王堂では、従業員だけでなく、お客様にも成長を感じてもらえるユニフォームを目指し、クロスプラスとの共同開発が行われました。
環境に優しいデザイン
新しいユニフォームには、3つのデザインパターンがあります。登録販売者用、化粧品担当者用、一般従事者用に分かれており、それぞれ異なるデザインコンセプトが適用されています。特に、登録販売者用は爽やかなブルー、化粧品担当者用は華やかなピンクを基調にしており、利用者からの印象を大切にしています。また、化粧品担当者用のユニフォームには再生可能な植物由来成分を含む高性能ポリマー繊維素材「Sorona🄬」が使用され、地球環境への配慮も重視されています。
一般従事者用は、従来のエプロンから日常的に着用できるTシャツとスウェットに変更されました。これにより、より親しみやすく自由な印象を与えるユニフォームとなっています。プリントデザインには、東北地方の美しい山々と店舗のイラストが盛り込まれ、地域とのつながりを表現しています。
開発者の想い
薬王堂の店舗運営部でユニフォーム開発を担当した小野寺優花氏は、「現場で働く従業員のリアルな声を反映させることを目指しました。デザインや生地選定においても、一貫した進行ができたことで、今までの課題を解決した新しいユニフォームの誕生となりました」と語ります。また、「作って終わりではない。定期的にフィードバックを受けながら、改善を続けていきます」と意気込んでいます。
企業情報
株式会社薬王堂は、東北6県に395店舗を展開するドラッグストアで、医薬品や化粧品だけでなく、食料品や日用品など幅広い商品を取り揃えています。最近ではSDGsなど社会貢献活動にも力を入れており、持続可能な成長を目指しています。
クロスプラス株式会社は、婦人服を中心に衣料品と生活用品を企画・製造・販売する会社です。70年以上の歴史を持ち、根幹にあるのは顧客の声を大切にした商品開発です。
新しいユニフォームの導入により、薬王堂は更なるサービス向上を図り、スタッフが働きやすい環境を提供できることを期待しています。