再生医療の新たな提携
2025-12-24 09:27:37

セルリソーシズとENCellが戦略的提携を締結し再生医療分野での協業を促進

セルリソーシズとENCellの戦略的提携について



セルリソーシズ株式会社がENCell Co., Ltd.との戦略的パートナーシップ契約を締結し、再生医療分野における事業拡大と技術力向上を目指すという重要なニュースが発表されました。この提携により、両社はそれぞれの強みを活かした協力体制を築き、新たな医療ソリューションの提供を目指します。

提携の背景と狙い


アルフレッサグループの一員であるセルリソーシズは、再生医療関連事業において原材料の提供から医療機関への配送までを一貫して行う体制を整え、「再生医療TSCS(トータルサプライチェーンサービス)」の構築を進めています。これに対し、ENCellは韓国の大手CDMO企業で、細胞・遺伝子治療分野で豊富な経験を持っています。今回の提携は、両社が持つ強力なリソースと技術を融合し、再生医療の分野で革新をもたらすことを目的としています。

ENCellの提供する「EN001」は、患者様にとって新たな治療の選択肢を提供することが期待されています。この薬剤はシャルコー・マリー・トゥース病やデュシェンヌ型筋ジストロフィーなど、難治性の病状に対する治療法として開発されており、今後の展望が注目されます。

提携の具体的な内容


契約に基づき、セルリソーシズはENCellのパイプライン「EN001」の日本国内での紹介を行います。また、ENCellはセルリソーシズに対して専門的なアドバイザリーサービスを提供し、再生医療市場の分析や事業戦略の策定を支援します。さらに、技術面においても両社はサポートし合い、CAR-TやMSCなどの細胞を用いた製造に関連する技術の共有が行われます。

相互に顧客紹介を行い、それぞれの市場におけるビジネス機会の創出を図ることで、両社の成長を加速させる取り組みです。これにより、患者様への新たな治療選択肢の拡大と医療の発展に寄与することを目指します。

ENCellの事業内容


ENCellは2018年に韓国で設立され、細胞・遺伝子治療(CGT)に特化したCDMO企業です。韓国のCDMO市場で約60%のシェアを持ち、サムスン医療センターとの連携を通じて、先進的な治療法の開発を行っています。同社は、幹細胞、CAR-T細胞、NK細胞を利用した治療法のほか、レンチウイルスやアデノ随伴ウイルスを用いた遺伝子治療の製造も手掛けています。

今後の展開と期待


契約締結日は2025年12月1日であり、提携の開始も同日となります。本提携による短期的な業績への影響は小規模と考えられていますが、長期的には企業価値の向上に繋がることが見込まれています。両社の協力により、再生医療分野における新たな市場機会が創出されることに期待が高まる中、今後も両社の動向に注目が集まります。

最後に


セルリソーシズとENCellの戦略的提携は、再生医療の分野に新たな未来を切り開くものとして、多くの研究者や患者に希望を与えることになるでしょう。今後の医療の発展に大いに寄与することが期待されます。


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会社情報

会社名
アルフレッサ ホールディングス株式会社
住所
東京都千代田区大手町1丁目1番3号大手センタービル23F
電話番号
03-5219-5100

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