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神戸市外国語大学は、2023年11月に「模擬国連世界大会（National Model United Nations Conference）」を神戸で開催することを発表しました。世界各地で行われている模擬国連活動の中で最大規模を誇るこの大会は、春にニューヨークで5,000人規模の大会を、秋には世界各国の大学をホスト校として開催しています。国際連合が全面的な支援を行う唯一の大会であり、神戸市外国語大学は2016年11月に日本で初めての世界大会を神戸で開催しました。

今大会は、6年ぶり2回目の開催となり、「平和」をテーマに議論を行う予定です。大会期間中は、神戸市内視察や広島平和記念公園、広島平和記念資料館、清水寺、伏見稲荷大社などの文化視察も予定されています。

神戸グローバル教育センター長の山口治彦氏は、学生たちが力を合わせ協働する姿は神戸市外国語大学の誇りであり、大会運営に関わる学生委員会やボランティア学生、そして教職員が力を発揮することを期待していると語りました。

模擬国連神戸大会事務総長の辻岡千明氏は、コロナ禍の中で世界で多くの心が痛む出来事が起こっている中で、今回の大会が参加者にとって「本当の平和」とは何か、どのように実現できるのかを考える機会になればと願っています。また、世界の情熱や活気を神戸、そして日本に取り戻せるような大会にしたいと抱負を語りました。

模擬国連は、実際の国際連合での会議と同様に、参加者が各国代表団としての役割を担い、会議での議論を通じて国際問題への理解を深めるとともに、交渉力や議論の能力、語学力を含む総合的な国際コミュニケーション能力を高めることを目的とした教育活動です。他国と議論や交渉を経て、国連決議という合意に向かって全体がまとまっていくプロセスは、まさに国連さながらのドラマチックな展開と言えるでしょう。

神戸市外国語大学は、英語力や会議でのコミュニケーション能力、リサーチ力を磨くため、模擬国連の授業を開講し、毎年模擬国連世界大会へ学生を派遣するなど、模擬国連の活動に注力しています。

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