外食アワード2025受賞 - ONODERAフードサービスとナダ万の挑戦
東京を拠点とする株式会社ONODERAフードサービスと株式会社なだ万が、2025年の外食アワードにおいて、「外食事業者部門」を初めて受賞しました。この受賞は両社の高い専門性と食文化への貢献が認められた結果であり、賞の発表は2023年12月1日に行われました。両社は都内に本社を置く同一グループで、共に「銀座おのでら」や「なだ万」といったブランドを展開しています。
銀座おのでらの独自の取り組み
ONODERAフードサービスが手掛ける「銀座おのでら」は、伝統的な日本食、特に鮨、天ぷら、鉄板焼、薪焼き、ラーメンなどを提供する複数の業態を保有し、創業以来、3カ国25店舗にまで拡大しています。特に鮨業態の「鮨 銀座おのでら 総本店」は、その高級店としてのブランド力や、一部の店舗がミシュランガイドに登録されるなど、言わずと知れた人気です。
「銀座から世界へ」のスローガンのもと、伝統的な技術や味わいを世界に広める努力を続けています。また、回転寿司や海鮮丼といった新たな業態にも挑戦しており、幅広い顧客層へ本格的な寿司体験を提供しています。
なだ万との強力なシナジー
2024年には、ONODERA GROUPに加わったなだ万は、長い歴史を誇る日本料理の老舗で、創業は1830年にさかのぼります。彼らは、日本の食文化を世界に紹介し続ける中で、伝統を守りながらも顧客ニーズに合わせて進化をしています。特に、江戸時代からの歴史を背負ったなだ万は、フランス・パリでの公式晩餐会や、愛知万博でのアピールなど、国際的にも名を馳せています。
これまでの業態に加え、「銀座おのでら」とのコラボレーションにより、新たな飲食体験を提供しようとしており、これが今回の受賞にも結びつきました。
受賞の背景と評価
「外食産業記者会」の公式サイトに掲載された受賞理由によると、ONODERAフードサービスは寿司業界における活性化に大きく寄与し、職人の育成にも努めているとのことです。特に5つの異なるブランドを展開し、日常使いで利用できる店舗から高級路線まで、多様なニーズに応えることが、業界全体の活況を創出しています。また、ただの飲食業態の枠を超えた挑戦が評価されています。
他に類を見ない取り組みとして、高級な寿司だけでなく、天ぷらやラーメン、海鮮丼など多岐にわたるビジネスモデルを確立することで、和食の新たな可能性を開拓しています。
外食アワードの意義
外食アワードは、外食産業の発展に寄与することを目的として、2004年に設立されました。毎年、最も活躍している企業や人物が選出されるこの賞は、外食産業全体を網羅する多様な部門で構成されています。このような権威ある表彰によって、外食業界のさらなる成長が期待されます。
結論
ONODERAフードサービスと株式会社なだ万の受賞は、両社の努力の賜物であり、今後も日本食の素晴らしさを世界に発信し続けることが期待されます。それぞれのブランドが持つ強みを活かし、新たな食文化の創造へ向けたさらなる挑戦を続けていくことで、業界に新たな風を吹き込むことが楽しみです。