「小さな花畑」：家族みんなで楽しむフラワーアレンジメント体験が新登場

商業施設向けフラワーアレンジメントプログラム『小さな花畑』登場

株式会社栄和プランニングが手掛ける新しいフラワーアレンジメントプログラム『小さな花畑』が、11月から販売を開始します。子供から大人までが楽しめるこのワークショップは、1月に静岡や東京都内のショッピングモールでの開催を予定しています。これまで高齢者介護施設向けにフラワーアレンジメントを提供してきた同社ですが、コロナ禍による営業制限を受けて、商業施設への進出を選択しました。

現代社会では、高齢者の増加や認知症患者の増加が懸念されていますが、栄和プランニングはそのような状況の中でも、花を通じて心を豊かにし、脳の活性化や創造性の向上を図ることに取り組んでいます。『小さな花畑』は、参加者が8～9種類の花を選び、切り、挿すことができるため、自己選択による刺激をもたらします。特に、少人数から参加できるため、気軽に体験できる点も魅力です。

ワークショップの効果と楽しさ

シンプルに生け花を体験できることから、親子での参加が期待されています。昨年開催されたイベントでは、3歳の子どもが初めてハサミを使い、真剣な表情で花を生けていた姿が印象的でした。また、祖母と孫のペアも参加しており、笑顔あふれる体験が広がっています。花を生ける行為は、子どもたちの創造力を引き出し、一方で高齢者にとっては新たな楽しみとなっているのです。

このプログラムは、実際に高齢者施設での見学を経て開発されました。指導の下で同じような作品を作る様子を見て、誰もが自分の個性を発揮できるようなプログラムを模索した結果、誕生しました。特に、保水剤を使用した専用のカップを使うことで、握力がない方でも生け花を挿しやすくなっており、何度でも挿し直せることが可能です。これにより、参加者が自由に花を楽しめる仕組みが実現しています。

季節のイベントに合わせた作品作り

さらに、季節のイベントに応じて様々な花のアレンジが楽しめるのもポイント。クリスマスや母の日に合わせた内容で、気軽に花を楽しむチャンスを提供します。お花に触れることで「自分でもできた！」という自信や笑顔が生まれ、心の豊かさを育むことができるでしょう。

コロナ禍で厳しい状況にある花業界ですが、介護施設向けだけでなく、商業施設向けへとビジネスを広げ、新たな消費拡大に寄与することを目指す栄和プランニング。一つのプログラムを通じて、多くの人々に花の持つ素晴らしさを伝え、生活に色を添える役割を果たしています。