花火人協会設立
2015-08-06 13:00:47
日本花火文化を守る「花火人協会」設立の意義とは
日本花火文化を守る「花火人協会」設立の意義とは
日本の伝統文化の一つである「花火」を受け継ぎ、発展させるために、一般社団法人 日本花火人協会が設立されました。設立日の8月7日は「花火人の日」として記念日に認定され、この日は毎年様々なイベントが開催される予定です。
花火文化の継承と発展
この協会は、日本が誇る「花火文化」を大切にし、その伝承と発展を目的としています。花火は、単なる伝統的な行事ではなく、色、音、光、技術、音楽が融合した「総合芸術」としての側面も持っています。この新たな発想をもとに、花火のアート的な表現を追求し、さまざまな取り組みを行っていきます。
特に注目すべきは、世界的に有名なファッションデザイナー、コシノジュンコ氏を応援団長に迎え、彼女がプロデュースするデザイン花火を全国に広める活動です。コシノ氏はこれまでにも沖縄の琉球海炎祭などで花火デザインを手掛けており、今後さらに花火文化とファッションとの融合を進めることでしょう。
花火人検定の実施
協会のもう一つの目玉は、花火に関する専門知識を持った「花火人」を養成することを目的とした「花火人検定」の実施です。今年の9月から10月にかけて行われるこの検定は、当協会の顧問である花火写真家・泉谷玄作氏監修の教材を使って、初級から順次中級、上級までの講座を用意します。
この検定を通じて、受講者たちは花火に対する理解を深め、より楽しく鑑賞するための知識を習得します。また、合格者には認定証が授与され、花火文化の伝道師としての役割を担うことが期待されます。
イベントの開催と国際的な発信
協会は、国内外での情報発信やイベント開催にも力を入れています。2020年の東京五輪では、選手村であるお台場や全国各地で花火イベントを開催し、日本の花火技術を世界にアピールする場となることを目指しています。また、各地域での花火大会を通じて、外国人観光客の誘致にも積極的に取り組むつもりです。
さらに、地域ごとの花火文化を集約して外国人観光客に紹介することで、日本の美しい花火が国際的にも認知され、愛されることを目指しています。
結び
一般社団法人 日本花火人協会の設立は、これからの花火文化を守り、未来に伝えていくための重要な一歩です。コシノジュンコ氏の参加や花火人検定の実施など、今後の活動には多くの期待が寄せられています。日本の美しい花火文化を次世代へと引き継ぐため、協会の活動に注目していきたいと思います。
会社情報
- 会社名
-
一般社団法人日本花火人協会
- 住所
- 東京都品川区西五反田1-30-2
- 電話番号
-
03-5437-3550