ビズリーチ・キャンパスの「OB/OG AWARD 2024」開催実績
2024年7月31日、株式会社ビズリーチが運営する「ビズリーチ・キャンパス」にて、「OB/OG AWARD 2024」が盛大に開催されました。このイベントは、OB/OG訪問を通じて学生のキャリア形成を支援する企業を表彰するものであり、今年で第4回を迎えます。
OB/OG訪問の重要性
現在、企業の新卒採用活動においてOB/OG訪問は非常に重要な役割を果たしています。学生は実際に働いている先輩たちから話を聞くことで、仕事の内容や社風、さらには企業の文化を理解することができる貴重な機会を得ます。しかしながら、企業側には社員の協力体制を整えることや訪問の安全性・透明性を確保するという課題も存在します。
ビズリーチ・キャンパスは、こうした課題を解決し、学生と企業をつなぐために様々な取り組みを行っています。そして、今年のアワードでは6社が受賞し、それぞれの取り組みが評価されました。
受賞企業一覧
以下は「OB/OG AWARD 2024」で表彰された企業の一覧です(順不同):
- グランプリ: 株式会社博報堂、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
- 準グランプリ: 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
- グランプリ: 富士通株式会社
- 準グランプリ: 野村證券株式会社
- グランプリ: 伊藤忠商事株式会社
- 準グランプリ: 川崎重工業株式会社
各受賞企業は、それぞれのアプローチでOB/OG訪問を推進し、学生に新たなキャリア選択の機会を提供しています。
各賞の評価ポイント
カルチャー賞
株式会社博報堂及び株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、学生ファーストの姿勢を持ちながら、求人の質を向上させるためのヒアリングを実施。社員接点を可視化し、OB/OG訪問の受け入れ体制を強化した点が高く評価されました。
ストラクチャー賞
富士通株式会社は「キャリア自律」を意識した採用体制の構築に注力し、全社で取り組んだ結果、学生と企業の高いマッチング率を実現しました。また、リクルーターのトレーニングも行い、双方にとって価値の高い取り組みを行った点が評価されました。
バリュー賞
伊藤忠商事株式会社は、社内のグローバル視野を持つ社員との対話機会を増やすためにOB/OG訪問を活用。昨年度に比べて140%以上の学生との対話機会創出を実現したことが評価された要因です。
学生のニーズの変化
近年、自律的なキャリア形成への意識が高まる中、学生は自分のキャリアに真剣に向き合っています。2025年卒業・修了予定の学生の約7割が内定承諾先を選ぶ際に「配属先を重視する」と回答しており、入社後の経験やスキルを重視する傾向があります。こうしたニーズを受けて、企業も学生との接点を増やすための積極的な取り組みを行っています。
今後の展望
ビズリーチ・キャンパスの藤田拓秀事業部長は、今回のアワードを通じて、企業、大学、社会人の協力によって学生が「意思あるキャリア」を選択できる環境を作っていく意義を強調しました。アワード当日は、およそ300名の新卒採用担当者や大学関係者が集まり、情報交換が行われるなど、活発な議論が展開されました。
まとめ
「OB/OG AWARD 2024」は、企業と学生をつなぐ重要な架け橋となるイベントであり、今後もOB/OG文化の醸成に貢献することが期待されます。また、参加者たちの新たな知見や経験が、多くの学生のキャリア選択に良い影響をもたらすことでしょう。