中小企業のセキュリティを強化する新サービス
中小企業が直面するサイバーセキュリティの脅威を受け、東邦ガス情報システム株式会社(以下、TOGIS)は新サービス「Security Compass(セキュリティ コンパス)」の提供を2026年4月1日から開始します。このサービスは、複雑なセキュリティ運用を手軽に取り入れることができることを目的としており、特にリソースが限られている中小企業にとって、必須のパートナーとなることを目指しています。
セキュリティ対策の必要性
近年、多くのサイバー攻撃は大企業だけでなく、その取引先である中小企業にも影響を及ぼしています。特に「サプライチェーン攻撃」と呼ばれる手法が広まり、攻撃者が大企業の取引先企業を狙うケースが増えてきました。このため、中小企業は取引先から一定のセキュリティ対策を求められることが増え、自社の対策を整える必要性が高まっています。
さらに、2026年度からは経済産業省による「サプライチェーン強化に向けたセキュリティ対策評価制度」が開始される予定です。今後、企業が取引を継続するためには、自社のセキュリティ状況を明示することが求められます。しかし、多くの中小企業は専門知識の不足や最新情報へのアクセスの難しさから、なかなか対策を進めることができていません。
「Security Compass」の特長
TOGISが開発した「Security Compass」は、中小企業が直面する課題を考慮した設計となっています。
1. 専門知識不要
このサービスは、セキュリティ運用のプロセスをシンプルに分解し、担当者が無理なく取り組むことができるよう支援します。セキュリティルールの策定や従業員に対する教育計画の提供などをサポートします。
2. 簡単にアクセスできる情報
最新の政策や業界の事例も集約され、わかりやすい形で提供されます。さらに、専門的な用語集や解説が付属しており、初心者でも安心して学ぶことができます。
3. 低コストで安心
導入にかかるコストを抑えつつ、導入後も専門スタッフへの相談が可能です。月額30,000円、または年額298,000円で本サービスを利用できます。この価格設定は、大きな割引を受けることができる中小企業にとって魅力的です。
4. 信頼性の証明をサポート
経済産業省の評価制度に必要な対応も、支援の中に含まれています。これにより、企業は自社の安全性を高めるだけでなく、外部への信頼証明も容易になります。
実証実験の実施
TOGISは現在、こまき新産業振興センターと連携し、地域の中小企業を対象に実証実験を進めています。この実験では、実際にツールを活用する担当者の声を聞きながら、実際の使用感やフローの検証を行っています。これにより、サービスが本当に役立つものとなるよう、地域密着型の支援を実現を目指します。
開発者の想い
TOGISのセキュリティオペレーショングループの山本マネジャーは、「セキュリティ対策の必要性は理解しているが、どこから手をつければよいのか分からないという声を多く耳にしました。これにお応えするために、『Security Compass』を設計しました。簡単に取り組めるものであると同時に、業界での安全と信頼を保つ手助けとなることを願っています」と語ります。
TOGISの提供する「Security Compass」は、今後の中小企業にとって、サイバーセキュリティの一助となることが期待されています。自社の安全対策をこの機会に見直し、より強固な企業基盤を築いていくための新しい選択肢となるでしょう。