シェアメディカルとAMI、デジタル遠隔医療で業務提携を締結

シェアメディカルとAMI、業務提携を発表

株式会社シェアメディカル（本社：東京都千代田区）とAMI株式会社（本社：鹿児島県鹿児島市）が、デジタル聴診技術を駆使した遠隔医療の発展に向けて業務提携に関する基本合意書を締結しました。この提携は、医療現場が抱える数々の課題を解決するための新たな一歩として期待されています。

現代の医療が抱える課題

日本の医療は、地域医療の格差や医師の不足、さらには働き方改革の波など、多岐にわたる課題に苦しんでいます。特に地方の医療過疎地域では、高齢者の通院が困難であることが一因となり、質の高い医療へのアクセスが制限される状況にあります。このような現状下で、デジタル技術による遠隔医療が重要性を増しているのです。

シェアメディカルの取り組み

シェアメディカルは、デジタル聴診デバイス「ネクステート」を開発し、遠隔医療における「聴診」のデジタル化を推進しています。このデバイスを通じて、遠隔地にいる患者に対しても質の高い聴診が可能となる仕組みを構築してきました。最近のAMIとの提携により、これまで以上に進化した遠隔聴診システムの実現を目指しています。両社の技術がひとつになれば、地域間の医療アクセスの格差を解消するだけでなく、心疾患診断などの最先端医療への応用も視野に入ると考えられています。

両社のリーダーからの期待

シェアメディカルの代表取締役である峯啓真氏は、「私たちのビジョンである『助けたいという想いをITの力でつなぐ』に基づき、遠隔医療の質を高めることを嬉しく思います。AMI社との提携によって、多くの人々に質の高い医療を提供できると確信しています」と述べています。

一方、AMI株式会社の代表取締役CEO、小川晋平氏は「シェアメディカルとの業務提携は聴診DXの実現に向けた第一歩です。我々はお互いの強みを活かしつつ、遠隔医療の価値を向上させ、臨床現場での課題解決に貢献できることを期待しています。業界全体の発展のために手を取り合って進みたい」と意気込みを語っています。

今後の展望

両社の提携によって、医療のデジタル化がさらに加速することが期待されます。地域医療の格差を解消し、多くの患者が質の高い医療を享受できる未来を目指して、両社は今後も協力して取り組んでいくことでしょう。また、これを契機に他の医療関連企業や技術者との連携を深め、より一層の進展を図ることが求められています。今後の進展に注目です。

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