アジアのアートプレイヤーが京都に集結!国際シンポジウムのご案内
2025年11月8日から9日まで、京都芸術大学の附置機関ICA京都にて、国際シンポジウム「アート・エコシステムの複層性:シーンを構築するプレイヤーたち」が開催されます。このシンポジウムは、アートにおける地域の重要性やその実践に関わる多様なプレイヤーの視点を融合させ、現代アートの未来を考える貴重な機会です。
ICA京都は、アジアや世界のアートシーンとつながるためのプラットフォームを構築し、異なる立場の人々との対話を重ねてきました。第1回のシンポジウムでは、現代アートの共通点を持つ京都、チェンマイ、ジョグジャカルタに焦点を当て、それぞれの文化的土壌について議論されました。今回のシンポジウムでは、さらに一歩進んでアート・エコシステムの「複層性」に迫ります。
シンポジウムの目的と内容
本シンポジウムの主な目的は、アートが持つ多様な側面を理解し、アートエコシステムの中でどのように地域が貢献できるのかを検討することです。参加者には、アーティスト、キュレーター、研究者など、さまざまな分野のプレイヤーが含まれ、一緒にアートシーンの可能性を探ります。
伺う予定のセッション内容は以下の通りです:
- - セッション1では、ローカルアートシーンを醸成するための方法について、自主的に活動するアートスペースやイニシアチブの経験を共有します。参加者には、バンコクのマリー・パンサンガや、京都の田中和人&菅かおるが含まれます。
- - セッション2では、アーティスト支援を行う民間財団にフォーカスし、どのようにアーティストが成長できるか、その方法論を相対化します。
- - セッション3では、公立美術館がアートエコシステムに関与する方法を検討し、滋賀県立美術館の保坂健二朗や、広島市現代美術館の松岡剛が登壇します。
- - セッション4では、全体を振り返るディスカッションを行います。
開催概要
- - 日程: 2025年11月8日(土)13:00-17:00、11月9日(日)10:00-16:00
- - 会場: 真宗佛光寺派 本山佛光寺 白書院(京都市下京区新開町397)
- - 定員: 80名程度(事前予約制、入退場自由)
- - 料金: 無料(要事前予約)
- - 言語: 日英同時通訳あり
- - 託児: あり
このシンポジウムでは、アートが地域社会に与える影響や、さまざまなプレイヤーの役割を深く理解することができる貴重な場となることでしょう。新たな発見や交流が待ち受ける京都での2日間、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
詳細はICA京都の公式サイトでご確認いただけます。参加を希望される場合は、公式サイトよりお申し込みをお願いいたします。
公式サイトはこちら
今後のアートシーンを形づくる大きな一歩となるこのシンポジウムをご期待ください。