Smart3、ついに日本上陸!
2025-06-18 12:07:21

フランスのAI計測解析ソフト「Smart3」が日本市場に登場

フランス製AI計測ソフト「Smart3」が日本市場に進出



2025年6月9日、東京都千代田区で、フランスのAIプロセス制御ソフトウェア開発企業Pollen Metrologyと、日本の計測エンジニアリングシステム株式会社(KESCO)が販売提携を締結したことが発表されました。この提携により、Pollenが開発した新しいAIベースの計測解析ソフトウェア「Smart3 Suite」が、日本国内で提供されることになります。これは、主に半導体や電子デバイスの製造現場で利用され、歩留まり向上や欠陥解析、AIによる画像解析を実現するためのソリューションです。

Smart3 Suiteについて



Smart3は、製造プロセスにおいてデータを活用し最適化を行うために設計された、モジュール型のオープンプラットフォームです。Pollen社が独自に開発した協調型AIにより、データサイエンティストや技術者がノーコード環境で業務フローを自動化したり、画像解析AIを組み込んだりすることができます。この機能により、従来の手法と比較して10倍以上の効率化が期待されており、企業は自社の特性に応じて機能を柔軟に追加できます。

Smart3は以下の3つの重要なモジュールで構成されており、すべてが中核プラットフォーム「SmartOEM3」上で動作します。

1. SmartMET3:ナノスケールのSEMやTEM画像に対するAI解析を支援するモジュール。
2. SmartDEF3:ウエハ検査での欠陥検出とトレンド分析を行うモジュール。
3. SmartYIELD3:製造歩留まり向上を目的とした最適化と統計解析を実施するモジュール。

このSmart3の特長は、オフライン解析だけでなく、製造装置に組み込むことができるAIプロセス監視機能があることです。SEMや光学検査装置、様々な計測センサーから得られる多種のデータをリアルタイムで処理し、製造現場での異常検知やフィードバック制御を実現します。

対応業界と用途



Smart3は、半導体や高機能材料製造業において広範な用途があります。リソグラフィ・エッチング・成膜などの各プロセスに対応し、さまざまな解析装置との連携が可能です。また、次世代ディスプレイ技術(AR/VRやMicroLEDなど)の開発にも貢献することが期待されています。さらに、高機能材料の研究開発や品質評価に役立ちます。

KESCOの役割と日本市場へのアプローチ



KESCOは、20年以上の歴史を持つ企業で、CAEやAI技術の導入を得意としています。この提携を通じて、日本の製造業に必要なトレーニングやサポート体制を整え、Smart3を適切に導入できるようサポートします。KESCOは「Smart3は、日本の製造現場が直面している複雑性の増大に対する最適解である」と語り、AIを活用した柔軟なプロセス制御を提供することに意欲を示しています。

今後の展望



PollenとKESCOは、今後も連携を深め、Smart3の日本市場での普及を加速させていく方針です。国内の半導体ファブや装置メーカー、材料開発企業への展開を進めることで、製造プロセスの革新や競争力強化を目指します。

製品詳細・導入に関するお問い合わせは、計測エンジニアリングシステム株式会社(KESCO)、セールスマーケティング部までご連絡ください。
Smart3製品公式ページ

【お問い合わせ先】
メール: [email protected]
公式サイト: https://kesco.co.jp/


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会社情報

会社名
計測エンジニアリングシステム株式会社
住所
東京都千代田区内神田1-9-5SF内神田ビル
電話番号
03-5282-7040

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