ウフルとM&Aキャピタルパートナーズ、AI活用の新たな企業マッチングを実現

ウフルとM&Aキャピタルパートナーズが企業マッチングの新時代へ

株式会社ウフルは、M&Aキャピタルパートナーズ（MACP）と連携し、AI技術を駆使した新しい企業マッチングプロセスの実証実験を開始しました。今回は、特に中小企業が直面する後継者不在という重大な課題にアプローチします。

事業承継の危機

2025年には、企業の約半数が後継者不足という厳しい現状が指摘されています。中小企業を中心に、この数値は51.2％、小規模企業に至っては57.3％にも達しており、事業継続の体制づくりが非常に困難な状況になっています。このような背景から、M&A仲介大手であるMACPは、企業間マッチングの精度を高める決意を固めました。

AIを活用したマッチングの進化

ウフルは、売上の向上と効率化を図るために、Salesforceの統合データ基盤「Data 360」を活用し、MACPのマッチング業務を支援してきました。その結果、リリースからわずか5ヶ月で目標の「トップ面談創出数」の96.6％という成果を上げることができました。この実績を受け、今後はSalesforceの自律型AIエージェント「Agentforce」や生成AI関連技術を組み込み、より柔軟で効果的なマッチング環境を構築することを目指します。

この新たなシステムでは、買い手からの抽象的な要望をAIが理解し、企業の特性を多面的に捉えることが可能になります。従来の方法では見逃されがちな潜在的なパートナーも引き寄せることができるため、企業間のマッチングの選択肢が広がると期待されています。

持続可能な社会の構築に向けて

ウフルの企業理念である「テクノロジーと自由な発想で、持続可能な社会を創る」というビジョンのもと、自治体や行政機関と連携しながらデジタルトランスフォーメーションを推進しています。AIを駆使したソリューションの提供は、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップと位置づけられています。

M&Aキャピタルパートナーズの概要

M&Aキャピタルパートナーズは、東京都中央区に本社を構える企業で、2005年に設立され、M&A仲介事業を行っています。証券コード6080として東証プライムに上場されており、その信頼性と実績から、多くの企業と連携しています。

公式ウェブサイトはこちらからご覧いただけます。

ウフルの活動

ウフルは、クラウドサービスの導入やシステム開発、IoTやブロックチェーンに関する研究など多岐にわたる事業を展開しており、地域や産業のDXも積極的に支援しています。公式ウェブサイトはこちらです。

ウフルとMACPの取り組みは、今後のビジネスシーンにおけるAIの活用法を新たに示すものとして、多くの企業や関係者に注目されています。持続可能な社会に向けた成果がどのように展開されるのか、今後の動向から目が離せません。

会社情報