カスハラ対策セミナー
2025-07-24 18:34:09

カスハラ対策セミナー開催!中小企業向け支援制度をおさらい

東京都カスハラ防止奨励金 解説セミナー詳細レポート



2025年6月26日、東京都が新たに導入した中小企業向け「カスハラ防止奨励金制度」に関するオンラインセミナーが開催されました。このイベントは、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を開発・販売する株式会社シンカと、株式会社労働新聞社、寺島戦略社会保険労務士事務所が共催で実施し、65名の参加者が集まりました。

セミナーは全体が3つの部に分かれており、カスハラ問題の背景、奨励金制度の申請方法、そして具体的な対策ツールとしての「カイクラ」の活用方法が取り上げられました。

第1部:カスハラ問題の社会的背景



最初のプレゼンテーションでは、株式会社労働新聞社の栗原豊氏が登壇し、カスハラ問題について解説しました。栗原氏は、この問題が企業にとって無視できない社会課題であることを強調し、急増するカスハラの実態とその背後にある要因を詳しく語りました。

第2部:奨励金制度の要点と申請方法



続いて、寺島戦略社会保険労務士事務所の寺島有紀氏が「定額40万円」のカスハラ対策奨励金制度について詳しく説明しました。制度の対象となる企業要件や、必要な対策内容、申請時の注意点についても、わかりやすく解説されました。実務に即した質問とその回答も交えながら、多くの参加者の疑問に応える内容でした。

第3部:カスハラ対策に向けた実践型ツールの紹介



最後に、株式会社シンカの江藤泰輝が登壇し、自社のコミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」を使ったカスハラ対策のメリットを紹介しました。「カイクラ」は、電話録音やテキスト化などの機能を通じて奨励金の申請要件を満たすツールとして、具体的な導入メリットを説明し、多くの参加者の興味を引きました。

セミナーの評価と今後



セミナー終了後のアンケートでは、参加者から「分かりやすかった」との回答が100%を超え、92%が「実務に役立つ」と評価するなど、高い満足度を記録しました。また、67%の参加者が職場へのカスハラ対策導入を前向きに検討したいと回答しています。これに対する期待の声として、「奨励金の対象や手続きについてもっと詳しく知りたい」という意見も寄せられました。

講師の寺島氏は、制度の詳細要項が未発表だった中での開催にも関わらず、参加者が多数集まったことを感謝し、素材の重要性を再認識しました。カスハラは従業員のメンタルヘルスを蝕む深刻な問題であり、国の支援制度を活用することで企業として健全な職場作りを進めることが重要であると訴えました。

今後、東京都が6月30日に発表した詳細要項をもとに、申請手順や必要書類、実務上のポイントに関する動画も公開される予定です。これにより、より具体的な手続きへと進む第一歩となることが期待されています。

カイクラの概要



「カイクラ」は、電話、メール、Web会議、SMS、LINEなど多様なコミュニケーション手段を一元管理できるプラットフォームです。これにより、顧客ごとのコミュニケーション履歴を整理し、担当者以外でも情報を把握しやすくしています。2014年にサービスが開始され、すでに2900社以上で活用されており、数々の受賞歴も持っています。

このように、カスハラ対策はただの法律遵守ではなく、企業の持続可能な発展を支える重要な施策として認識されつつあります。今後もこの流れが企業全体に広がることを期待しましょう。


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