グローバルビジネス学会、第2回全国大会開催!日本型おもてなしのグローバル化を議論
グローバルビジネス学会第2回全国大会:日本型おもてなしのグローバル化を探る
2014年3月22日と23日、京都大学を舞台に、グローバルビジネス学会の第2回全国大会が開催されました。本大会のテーマは「日本型クリエイティブサービスのグローバル化―世界に広がる日本のおもてなし」。世界経済の発展に貢献する人材育成を目指す同学会にとって、このテーマはまさに喫緊の課題と言えるでしょう。
豪華講演陣と活気あふれるパネルディスカッション
初日は、京都観光おもてなし大使である妙心寺退蔵院副住職の松山大耕氏による基調講演で幕を開けました。松山氏の講演は、日本独特のおもてなしの精神と、そのグローバル化の可能性について深く掘り下げたものでした。
続く講演では、レタス生産で日本一の川上村村長である藤原忠彦氏、元伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎氏など、各界の第一線で活躍する著名人が登壇。それぞれの経験に基づいた貴重な示唆に富んだ話が参加者を魅了しました。
さらに、「関西流おもてなしとグローバル市場」と題したパネルディスカッションでは、活発な意見交換が行われました。パネリストには、松山氏をはじめ、企業経営者やブレンダー、テーマパーク関係者など、多様な分野の専門家が参加。多角的な視点からの議論は、大変興味深いものでした。
多様な視点からの研究発表
2日目は、京都大学吉田キャンパス総合2号館に移り、学会員による研究発表会と特別セッションが行われました。研究発表のテーマは、「エネルギー問題とグローバル化」、「ものづくりのグローバル展開」、「グローバル化時代におけるエンタテインメント」、「地域・文化のグローバル化への影響」、「投資・社会制度とグローバル化」など多岐に渡り、グローバルビジネスの様々な側面が議論されました。
中でも注目を集めたのは、「国際経済連携協定研究会(TPP研究会)」による特別セッション「日本経済とTPP」です。元道路公団総裁の近藤剛氏を座長に迎え、TPP協定交渉の行方や、日本経済への影響について白熱した議論が展開されました。
グローバルビジネス学会の取り組み
実行委員長の小林潔司氏(グローバルビジネス学会理事長/京都大学経営管理大学院教授)は、本大会の開催にあたり、「学会設立2年目を前に、今日的な課題に対する多面的な講演や研究発表、そして活発な議論を通してグローバルビジネスという広大で多岐にわたる、勝れて実務的な研究領域への私たちのアプローチを紹介できることを大変嬉しく思います」とコメントしています。
グローバルビジネス学会は、世界経済の発展に貢献する人材育成を目的として2012年4月に設立された学術団体です。今後も、グローバルビジネスに関する研究発表や情報交換を通じて、世界経済の発展に貢献していくと期待されます。
大会概要
日程: 2014年3月22日(土)、23日(日)
会場: 京都大学 芝蘭会館(稲盛ホール)、京都大学吉田キャンパス総合2号館
主催: グローバルビジネス学会
共催: 京都大学経営管理大学院
* テーマ: 日本型クリエイティブサービスのグローバル化―世界に広がる日本のおもてなし
会社情報
- 会社名
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一般社団法人グローバルビジネス学会
- 住所
- 東京都新宿区四谷4-28-4YKBエンサインビル12F
- 電話番号
-
03-5269-4745