名古屋市立大学整形外科が考える女性活躍推進の未来とWIFの取組
名古屋市立大学整形外科の村上英樹教授が、女性の活躍を推進する団体「WOMEN'S INDEPENDENCE FORUM」(以下、WIF)の活動に賛同し、支援を行っています。今回の提携は、より多くの女性が社会で活躍できる機会を作るための重要な一歩と考えられます。
WIFとはどのような団体か?
WIFは、女性の活躍を後押しするために様々な取り組みを行う団体です。本部は東京都渋谷区にあり、田中由佳理事長がこの団体を率いています。WIFは、女性の成長と独立を促進するために、フォーラムの開催や、男女間の平等な機会を生み出す仕組みを構築しています。これにより、女性が経済的、精神的に自立し、自らの可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
村上教授の取り組み
村上教授は、自身の医局において「楽しく自由でアットホームな環境」を求め、新入医局員を前年比4倍に増加させることに成功しました。現在、医局には毎年20名以上の新メンバーが加わっており、そこでは互いに支え合える関係が築かれています。また、村上教授は脊椎がん治療の専門家として、2024年には世界初の手術を行った実績も持っています。このような成功は、医療業界における女性の雇用機会を増える可能性を示唆しています。
現状と必要性
働く女性の割合は年々増加していますが、日本の女性の管理職比率は2022年度のデータによるとわずか12.7%という低い水準にとどまっています。世界的には、フィリピン53%、スウェーデン43%、米国41.4%、オーストラリア40%など、女性の管理職比率が高い国も多く存在します。日本もこれに追いつかなければ、国際的な競争力を失う恐れがあります。
少子高齢化が進む日本では、女性が働きやすい環境を整えることが、企業の存続と成長にとって必須です。ライフイベントによってキャリアに影響を受けることが多い女性に、柔軟な働き方を提供することこそ、少子化対策や労働市場の活性化に役立ちます。
WIFへの協力呼びかけ
WIFは、女性が活躍しやすい社会の実現に向けて、企業や団体との連携を強化しています。そのため、共に取り組むパートナーを募集中です。多様な視点を見ることで、問題解決が容易になると共に、互いに協力し合いながら持続可能な環境の中で女性の能力を引き出すことができるとしています。
今後の展望
今後WIFは、村上教授を中心に、女性活躍を推進する様々な企業、団体と連携を深めていく予定です。日々変わりゆく社会の中で、個々の状況やライフイベントに左右されず、誰もが活躍できる環境を整えるために尽力していくことが求められています。
女性活躍を支援する企業や団体はぜひWIFに協力し、共に前進していきましょう。
連絡先:
宛先: 一般社団法人Women’s Independence Forum
住所: 東京都渋谷区恵比寿西2-11-16グランディ代官山B1
電話番号: 03-6712-7828