日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」、新商品『弐光』の1周年を迎える
日本酒ブランド「SAKE HUNDRED」が、2025年9月24日に新商品『弐光』(にこう)の発売から1周年を迎えました。この商品は、同ブランドが小売店や飲食店向けに展開した限定アイテムで、1年間で納入店舗数はなんと243%増加。この結果は、日本酒市場における高価格帯商品の可能性を示すものです。
ブランドの理念と新商品の誕生
「SAKE HUNDRED」のパーパスは、「世界中の人々の心を満たし、人生を彩る」こと。新商品『弐光』は、これを具現化するために誕生し、販売価格は9,900円(税込)。流通での認知度を高め、高価格帯日本酒市場の活性化の一翼を担っています。
本商品は、全国の酒販店、百貨店、免税店、スーパーで販売されており、一部はブランドの公式サイトでも購入可能です。
高価格帯市場の活性化への取り組み
従来の日本酒市場は、EC販売が主流であり、高価格帯に対する消費者の心理的抵抗もありました。「高価格の商品は売れない」という常識に対抗する形で、SAKE HUNDREDは『弐光』を提供することで、この課題に挑んでいます。
そして、今では納入店舗数150軒を超え、多くの消費者に受け入れられています。
『弐光』の魅力と味わい
『弐光』は、「未体験の扉を開く、非日常への誘い」がコンセプトであり、その味わいは、和梨を思わせる爽やかさとジューシーさ、柑橘系の酸味が特徴です。この味わいは、独自の「白麹四段仕込み」によって醸造されたもので、米ぬかをリサイクルしアップサイクルの一環としても注目されています。
サステナブルな取り組み
『弐光』では、醸造においてSAKE HUNDREDの旗艦商品『百光』の米ぬかを有効活用しています。この米ぬかは一般的に醸造には使用されないが、SAKE HUNDREDと醸造パートナーである白瀧酒造の共同研究によって、風味を損なうことなく、独自の香味を生み出すことに成功しました。
このような取り組みは、環境への配慮を強調し、未来の日本酒づくりへの明るいビジョンを示しています。
醸造パートナー:白瀧酒造
『弐光』を手掛ける白瀧酒造は、1855年に創業したやり手の酒蔵で、自然の恩恵を最大限に活かした酒作りで知られています。創業以来、一貫して清らかな地下水を活用し、柔軟な姿勢で日本酒づくりに挑んでいます。
取扱店舗からの反響
『弐光』を扱う店舗の一つ、新し屋酒店のスタッフは「時代の流れに則った個性的な日本酒が求まれている」と語ります。この商品の特徴的な香味や魅力的なラベルは、現代の消費者の心を捉えています。
また、酒の宿玉城屋では『弐光』を料理とともに提供し、その相性の良さに注目が集まっております。
これからの展望
SAKE HUNDREDは、今後も日本の伝統的な酒造りを踏まえながら、新たな市場開拓や商品展開に挑戦する意向を示しています。特に、『弐光』に代表されるような新しい価値観を持った日本酒には、今後も多くの期待が寄せられています。
日本酒の進化した姿として、これからもその魅力を発信し続けることで、多くの人々の生活を豊かにすることを目指しています。