新たな動画メディア『Spotwright』、スマホ向けドキュメンタリーの革新

Spotwrightが切り開く新たな動画メディアの世界

スマートフォンが普及する中、動画視聴のスタイルも変化しています。特に、2018年のデータによると、全世界のスマートフォン通信の69%が動画で占められており、米国におけるスマートフォン動画広告市場も44億ドルに達すると予測されています。このような背景のもと、モバイルファーストなドキュメンタリー動画メディア『Spotwright』が始動しました。

Spotwrightは、地上波テレビやコマーシャル映像の製作経験が豊富なプロフェッショナルと、インターネット分野の専門家が集まり、スマートフォンで気軽に楽しめる高品質なドキュメンタリー動画を毎日更新します。特に、従来のYouTuberに留まらず、さまざまな芸術分野や業界で活躍する個人のストーリーを映像化しています。これにより、芸能人中心のテレビ番組とは異なる、幅広い視点からのコンテンツ制作を実現しています。

Spotwrightは、多様性を重視した環境で動画を制作することを目指しており、製作スタッフの多くはバイリンガル・トリリンガルです。これにより、さまざまな文化の背景を持つ表現者たちのインスピレーションとなるようなコンテンツを生み出しています。この新しいメディアは、国外に住む外国人が日本のリアルな生活を描く「TOKYO IS…」や、シンプルな居住空間を革新するDIY番組「Scrap and Build」、17歳の少女が人生における考えを通じて教訓を導く「Little by Little」など、多彩なエピソードを公開しています。これらの番組では、音声と字幕を活用した英日二カ国語放送を行い、視聴者にとってより直感的で理解しやすいコンテンツ配信を目指しています。

Spotwrightの看板番組である「Future Makers」では、日本の未来を築くアントレプレナーやクリエイターに焦点を当てています。この番組では、ジェームズダイソン財団が主催する「ジェームズダイソンアワード」で国際準優勝を果たしたイクシー株式会社をテーマにしたエピソードをはじめ、未来の形を考える人々の姿をドキュメンタリーとして描いています。

今後、Spotwrightは、JBpressやExcite.ismなどの様々なメディアでも視聴できるコンテンツを増やす予定で、シェアの幅を広げていく意向です。さらに、今年の2月には東京・渋谷に自社製作スタジオを立ち上げ、これによりプログラムの更新頻度を飛躍的に向上させ、将来的には毎日10エピソードの公開を目指しています。このスタジオは、進出を目指すYouTuberの支援も行う計画があります。

Spotwrightは、ITと映像製作の両分野に精通するスタッフを増やし、視聴データを基にコンテンツ制作と配信の最適化を図ることで、ポストスマートフォン時代に相応しい新たな動画プラットフォームを目指しています。最終的には、英語圏と日本双方を視野に入れた動画コンテンツを提供し、視聴者との絆を深めていくことで、ただのメディアを超えた存在となることを志向しています。