日本の伝統工芸を世界へ―Chopardとの新たな挑戦
一般社団法人 日本地域コンテンツ振興協会(JNSCA™)とKambara Art Studio株式会社が共同で、スイスのラグジュアリーブランドChopard®との新プロジェクトを始動しました。この取り組みは、日本各地の伝統工芸や職人技を国際的な舞台で紹介することを目的としています。
プロジェクトの背景
主導するJNSCAは、「地方創生への貢献」をテーマに、地域の魅力を国内外に広める活動に取り組んでいます。今回のプロジェクトでは、Chopardのクリエイティブ・ディレクターであるCaroline Scheufele氏との連携が大きなポイントです。彼女は日本の文化に強い興味を持ち、Kambara Art Studioとの協業を通じて、新たな創作活動を推進していくことに力を入れています。
「羽根」をテーマにしたハイジュエリー
2025年3月には、Kambara Art StudioとChopardが共同でデザインしたハイジュエリー作品が発表される予定です。このジュエリーのモチーフは「羽根」であり、鳥が感謝の気持ちを示すために羽根を差し出すという物語からインスピレーションを受けているとのこと。この作品には「感謝のしるし」としての意味合いが込められています。作品の制作も着々と進行中です。
あなたも参加できる!
現在、このプロジェクトでは作品の共同開発に参加する作家や団体を募集中です。応募資格は、日本国内で活動していること、日本の技術や素材に基づく創作を行っていること、プロジェクト終了までスムーズに連携できる体制があることなどです。日本の伝統工芸が国際市場で評価されるため、ぜひこの機会に応募してみてください。
応募方法と選考プロセス
応募は随時受付けており、一次選考はKambara Art Studioが行います。選定された作品や技術はCaroline’s Coutureに正式に提案され、最終的なコラボレーションの可否は同社が決定します。応募受付から3か月以内に候補者へ連絡が行われる予定です。
JNSCAの理念と活動
JNSCAは、地域経済の活性化を目指し、伝統工芸や現代工芸に携わる職人や団体の情報収集、海外ブランドとのマッチング支援を行っています。このプロジェクトもその一環として、日本の美意識を世界に響かせる貴重な機会と位置づけられています。
ChopardとCaroline’s Couture
Chopardは1860年に設立されたスイスの高級時計と宝飾ブランドで、精度の高い時計製造と卓越したクラフトマンシップが評価されています。また、Caroline’s Coutureは、ハイファッションと職人技を融合させたラグジュアリークチュールブランドで、時代を超えたエレガンスを追求することで知られています。今回のコラボレーションを通じて、これらのブランドと日本の工芸がどのように融合し、新たな価値を生むのか、注目が集まります。
本プロジェクトは、日本の文化を世界へ発信するための重要なステップです。地域に根ざした技術を持つ作家や団体が集まることで、日本の工芸が国際的な舞台で認められる日が訪れることを期待しています。興味のある方は、ぜひ応募をご検討ください。詳細はJNSCAの公式サイトをご覧ください。