DENBOW新製品登場
2025-05-01 11:38:23

透明電波吸収ソリューション「DENBOW」の新たな挑戦、ウォークスルーゲートシステム誕生

積水樹脂がウォークスルーゲートシステムを発表



積水樹脂株式会社(本社:大阪市北区)が、RFID技術における新たなソリューション「DENBOW」を発表しました。この製品は、RFIDの誤認識に関する問題を解決し、同時に作業環境の安全性を確保することを目的とした透明電波吸収パネルを利用しています。2025年4月発売予定の第一弾「ウォークスルーゲートシステム」は、アパレル業界や物流、倉庫など多岐にわたる分野で活用が期待されています。

RFID技術の重要性と課題



RFID(Radio Frequency Identification)は、非接触でRFタグのデータを読み書きできるシステムで、複数のタグを同時に、しかも距離が離れていても正確に読み取ることができるため、多くのビジネスシーンでの利用が進んでいます。しかし、RFIDの導入には多重反射波による誤認識という課題が伴います。これにより、物流や在庫管理などが円滑に行えない場合があり、今までの電波吸収パネルでは視界を遮るという新たな問題を引き起こしていました。

DENBOWの開発とその特長



積水樹脂は、2000年代初めからETC電波吸収体の開発に職務を注いできました。東京都市大学との共同研究により、透明でありながら優れた電波吸収性能を持つ新しい透明電波吸収パネルが完成。このパネルは、透明性を保ちながらも920MHz付近で約15dBの電波吸収性能を持っています。これにより、RFIDの利用環境を整えるとともに、作業者の視界を確保することが可能になりました。

ウォークスルーゲートシステムの概要



今回開発されたウォークスルーゲートシステムは、サイズがL2800×W1400×H2050mmで、3スパン構造を採用し、重量は約160kgです。このシステムの特長の一つは、RFIDの読み取りエリアを調整できるフラップ機能です。フラップをアンテナの横に配置することで、パネルの角度を自由に変更し、最適な読み取りエリアを作り出すことを可能にします。また、移動方向を感知する読み取り機能も搭載されており、入荷作業と出荷作業を一つのゲートで行うことができます。

目指す未来とお客様の声



積水樹脂は今後も、RFID技術の普及を進め、透明電波吸収パネル「DENBOW」によって、より安全で使いやすい技術を提供することに努めていく考えです。また、顧客からのフィードバックを基にした製品改善、そして電波「見える化」の実現に向けた研究開発も推進しています。

会社のビジョン



創業以来、積水樹脂は複合技術を最大限に活かし、公共および民間の幅広い分野で安全、安心、環境保全に寄与するモノづくりに注力しています。「社会の景色に、安全と心地よさを」というグループスローガンの下、世界中の人々に安心で快適な暮らしを提供することを目指している企業です。

透明電波吸収ソリューション「DENBOW」や「ウォークスルーゲートシステム」の詳細については、公式ウェブサイトも参照してください: 積水樹脂株式会社


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会社情報

会社名
積水樹脂株式会社
住所
大阪府大阪市北区西天満2-4-4堂島関電ビル 6F
電話番号
06-6365-3204

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