昭島の文化を感じる特別な展覧会
2025年5月2日から5月25日まで、東京都昭島市にある一般財団法人家具の博物館で名誉ある展示が行われます。「小山扶美代折々の書展」では、地元で活動する優れた書道家、小山扶美代氏の作品が約30点披露されます。これは地域に根ざした博物館としての同館の試みであり、過去に多くの才能あふれるアーティストを紹介してきた伝統を継承するものです。
この展覧会では、小山氏の作品を通じて、書道の深い美しさと豊かな表現力が探求されます。観客は、ただ作品を見るだけでなく、各作品に込められた思いや表現の背景に触れることができます。この機会に、筆が描き出す流れや墨によるにじみを通して、小山氏が生み出す独自の世界を体感してみてはいかがでしょうか。
展示内容
この展示では、小山扶美代氏が1970年代から現在にかけて手がけた書道作品が展示され、観客は約30点の作品を通じて彼女の創作活動をふんだんに楽しむことができます。特に、小山氏の作品はあたたかみがあり、静謐さと力強さが共存していることが特徴です。観客は彼女の筆使いに魅了され、文字の美しさに心を打たれることでしょう。
例えば、「きんぎょのあぶくのろさかん詩」や、「一瞬」、「走(古代文字)」など、個性的な作品が並び、来場者の心を引きつけます。作品を鑑賞することで、書道の新しい側面を発見できるはずです。
小山扶美代氏の経歴
小山扶美代氏は1958年に静岡県浜松市に生まれ、1961年に家族と共に昭島市へ移住します。幼少期から書道を学んだ彼女は、1982年に一般企業に勤務しながらも書道の世界に憧れを抱き、榊莫山先生に師事。その後、毛筆揮毫業に従事し、子どもたちの書道教室を開塾します。
彼女の書道活動は常に進化を続け、多くの公募展や展覧会に出品。また、2019年には昭島市内の公募展で団体賞を受賞し、2021年には商工会会長賞も獲得しました。2024年には個展を開催予定で、今後もますますの活躍が期待される書家です。
開催情報
開催場所は一般財団法人家具の博物館の展示場で、アクセスはJR青梅線「中神駅」北口から徒歩約5分の距離です。本展は毎週水曜日が休館日であり、入館は無料(通常は一般200円、小・中・高生は無料)です。駐車場も完備されており、来場の際はぜひご利用ください。
最後に
この素晴らしい機会を逃すことなく、書道の魅力を直接体感するために、ぜひ昭島市の家具の博物館へ足を運んでみてください。小山扶美代氏の作品を楽しみながら、書道の奥深さや感動を味わいましょう。博物館が提供する「伝統-継承-創造」という理念のもと、今後も地域の文化活動を盛り上げていくことを期待しています。