魅力的な電池安全技術の紹介
株式会社Integral Geometry Science(以下「IGS」)が開発した最先端の「蓄電池非破壊画像診断システム」が、2024年10月2日から4日にかけて幕張メッセで開催される「BATTERY JAPAN 二次電池展」で初公開されます。この技術は、近年のバッテリー発火事故のリスクを軽減することを目的としています。
バッテリー事故の現状
近年、モバイルバッテリーを含む様々な蓄電池の発火事件が国内外で相次いで発生しており、特に電動車両やスマートフォンでの事故が社会問題として注目されています。これに伴い、電池メーカーは充電時に電圧が急落する不良品を検知するためのエージング試験を導入していますが、従来の方法では潜在的な不良品を見逃すケースが多発しています。
新技術の特徴
IGSが開発した「蓄電池非破壊画像診断システム」では、これまで検出が難しかった不良品を見抜き、その原因を可視化することができます。主な特長は次の通りです。
1.
電流密度分布の可視化
電池内部の電流密度分布を透視することで、故障の原因を正確に特定できます。
2.
非破壊検査
バッテリーを傷めることなく内部状態を確認でき、品質を保ったまま検査を行えます。
3.
電流ムラの映像化
良品電池における電流ムラや微小短絡を評価し、市場流出のリスクを低減させます。
4.
全数検査の実現
従来の抜き取り検査を超え、高精度での全数検査を可能にし、不良品の市場流出を防ぎます。
これらの機能により、IGSはバッテリー業界における品質管理の革新を目指しています。
展示会の詳細
「BATTERY JAPAN 二次電池展」は、2024年10月2日から4日まで、幕張メッセで開催されます。IGSはブース番号E21-1に出展し、今回の新技術を紹介する機会を持ちます。顧客や業界関係者の皆様には、今回の展示会を通じて技術を体験していただき、安全性向上への理解を深めてもらいたいと考えています。
会社情報
IGSは、常に未知の領域を探求し続ける企業です。外部から送られる波動を利用して、内部の状態を観測する「散乱の逆問題」に取り組み、その成果が世界で評価されています。神戸大学インキュベーションセンター内に研究開発拠点を設置し、技術の実用化に注力しています。
ホームページ:
IGS公式サイト