東洋建設、2025年新卒初任給を引き上げ競争力強化を図る

東洋建設、2025年新卒初任給の引き上げを発表

東洋建設株式会社は、2025年4月に入社予定の新卒者に対する初任給を引き上げることを知らせました。この決定は昨年の2月5日に公表され、大学卒の初任給は月額28万円から30万円へ、大学院卒は30万円から32万円に改定されることが決まりました。これは、同社が「守りから攻めへ」との姿勢で、建設業界だけでなく他の業界においても競争力のある条件を整えようとする一環です。

競争激化に立ち向かうための施策

現在、建設業界の人材確保は非常に厳しい状況にあります。他社との競争が激しくなる中で、優れた人材を獲得するためには、魅力的な待遇を用意することが不可欠です。東洋建設は、この点を重視し、初任給の引き上げを決定しました。この決定は、同社が新卒者のみならず、他の職員に対しても魅力的な環境を提供し、業界内での競争力を保つための努力の一つです。

従業員の能力を最大限に引き出すために

また、東洋建設は新卒者以外の従業員に対する処遇改善も計画しています。定年再雇用者を含む全ての従業員がその能力を最大限発揮できるような職場環境を整えることが目標です。これにより、全ての従業員がより充実した働き方ができるようになり、組織全体のパフォーマンス向上につながると期待されています。

働き甲斐と満足度向上が企業の成長を支える

会社は、魅力のある処遇を提供することで、従業員の仕事に対する満足度や働き甲斐を高めることが、持続的な成長につながると考えています。今後も、「人財」に対する投資を優先し、従業員の育成を進めることで、企業価値の向上を図っていく方針です。これにより、持続可能な成長を目指し、誇りを持てる職場づくりを進めていくとしています。