生きづらさを感じる人々が描く「第6回寝屋川ハート・アート展」
2022年3月20日から22日の間、大阪府寝屋川市において「第6回寝屋川ハート・アート展」が開催されます。このアート展は、生きづらさや精神疾患を抱える人々が制作した作品を展示する重要なイベントです。特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの会が主催し、今までに色々なメディアから注目を集めてきました。
今回のアート展は、「地底からよみがえった我々の作品は無敵だ!!」というテーマのもと、ハイブリッド形式で開催されます。つまり、会場での実物展示とオンラインでの視聴が同時に行われるという画期的な形式です。これにより、より多くの人々にアートを楽しんでもらうことができます。
開催概要
- - 日程: 2022年3月20日(日)~3月22日(火)
- - 時間:
- 3月20日: 14:00~18:00
- 3月21日: 10:00~18:00
- 3月22日: 10:00~17:00
- - 会場: アドバンス寝屋川2号館3階市民ギャラリー
大阪府寝屋川市早子町23-2
さらに、オンライン展示は3月20日から4月19日までYouTubeにて視聴可能です。
公式ページ:
ハート・アート展サイト
精神障害者地域交流事業
本展は、寝屋川市内にある精神科医療機関や作業所に通うメンバーが制作したアートを紹介する機会でもあります。楽しみながら観覧できる環境づくりを目指し、2015年から毎年開催し、これまでに約100点の作品を展示しています。これにより、例年400名を超える来場者がいることからも、地域におけるアートイベントとしての重要性が伺えます。
精神障害者地域交流事業「Club E&T」は、同じ病を持つ仲間たちや市民ボランティアが交流できる場を提供しています。アートを通じて、精神疾患の理解を深め、地域でのネットワーク作りが進められています。参加者からはこのような作品展が生きる力になったとの声も多く寄せられています。
アートをもって生きる意義
生きづらさやもどかしさを感じている方々にとって、アートは一つの表現手段です。医療機関に通うことができない方が、自身の作品が展覧会で紹介されることにより、生きる意欲を感じられるようになったというエピソードもあります。このようにアート展は、アーティスト自身が自信を持つきっかけともなり、多くの人々へメッセージを届けています。
前回は新型コロナウイルスの影響でWEBのみの開催となりましたが、今回は対面展示とオンライン展示が併せて行うハイブリッド形式です。地域の商店街とも提携し、広範囲においてアートの魅力を感じてもらえるよう努めています。
このアート展は、精神的な障害に対する理解を促進し、地域社会における相互支援の重要性を再認識させてくれるイベントとして、今後も継続的に開催されていくことでしょう。皆さまのご参加を心よりお待ちしています。