ガイアックス、HRテック強化に向けてMatkaを傘下に

ガイアックス、HRテック事業を強化するためにMatkaを子会社化

株式会社ガイアックス（本社：東京都千代田区、以下「ガイアックス」）は、2025年10月に人材紹介会社向けのコンサルティング事業を行う株式会社Matka（本社：兵庫県宝塚市）を買収し、子会社としました。これにより、ガイアックスはHR領域における新規事業を連続的に立ち上げ、テクノロジーを駆使した革新的なソリューションを提供することを目指します。

M&Aの背景と目的

日本の労働市場は急速に変動しており、少子高齢化や多様化した働き方によって、多くの企業が人材や組織に関する課題を抱えています。ガイアックスは、既存の人材紹介事業を基盤にしつつ、こうした課題に対する解決策を提供するため、HR関連の新規事業創出に注力する方針です。

Matkaは、豊富な知見を持つ人材紹介会社向けにコンサルティングサービスを提供しており、この知識をガイアックスの事業にフィードバックすることで、さらなる成長を目指します。Matkaの代表中野氏は、HR領域で10年以上の実績を持ち、自ら創業した企業で多くの業績を上げてきました。また、彼女の深い知見とガイアックスの豊富な人材が組み合わさることで、高付加価値なHRソリューションが提供可能になります。

取得後の戦略

今後、Matkaはガイアックスグループの一員としてその役割を強化し、特に以下の2つの戦略に焦点を当てます。

1. HR領域の知見と企業家精神の融合
Matkaの専門知識を基に、ガイアックスの事業家人材が新たなビジネスアイデアを生み出し、HR領域に特化したスタートアップスタジオのような形態で、新サービスを市場に送り出します。

2. エンジニアチームの組成とAI活用
HR事業の中に専門のエンジニアチームを結成し、技術開発と事業開発を密に連携させることで、AIを活用した「AIネイティブ」なプロダクトを開発し、これまでの業務の効率化にとどまらず、根本的に新しい価値を提供します。特にマッチング精度の向上や、リアルタイムでの組織課題分析を行うなど、HR分野におけるデジタルトランスフォーメーションを推進します。