星空を感じる旅
2022-02-03 09:09:38

岡山県の星空魅力を発信する特別な列車とバス「スタートレイン」と「スペースライナー」

岡山県の星空魅力を発信する「スタートレイン」と「スペースライナー」の誕生



岡山県の井原市に位置する美星地区は、近年注目されているダークスカイ協会に認定された星空スポットです。新型コロナウイルスの影響で、観光地への訪問が控えられている中、自然豊かな観光地が注目を集めています。そんな中、井原鉄道株式会社が特別企画の観光列車「スタートレイン」を運行開始することが発表されました。

この「スタートレイン」は、岡山県の星空の魅力を存分に伝えるために造成されたもので、車両は長いシートに改造され、内装や外装には岡山地域の星座が大きくあしらわれ、幻想的な雰囲気を演出します。

星座の魅力を内外に広げる「スタートレイン」


この観光列車では、井原鉄道が取り組む「天文王国おかやま」の魅力を多くの人に知ってもらうことを目的としています。外装には地域の星空を象徴する12星座が美しくデザインされており、観光列車としての新しい旅のスタイルを提供します。さらに、車内も観光素材と星座を融合させた装飾が施され、まるで星空の中を走るかのような体験を楽しめます。

天文王国の新しいアクセス手段「スペースライナー」


また、このスタートレインの導入にあわせて株式会社二葉観光運輸とも連携し、観光バス「スペースライナー」も造成されます。このバスは、国立天文台や美星天文台など、天文関連の施設と鉄道駅をつなぐ重要な役割を果たします。ドイツ製のバス「スペースライナー」は、外装に岡山の星空を活かしたフルラッピングが施されており、旅行者にとって魅力的な乗り物となるでしょう。

アートディレクターによる期待のデザイン


この特別な企画のデザイン監修をしているのは、現代美術家の太田三郎氏です。彼は、郵便切手を用いた作品などで知られ、国内外の美術館に作品が所蔵されています。また、アートディレクターには田代卓氏、イラストレーターにはYuzuko氏が起用されており、彼らの手による素晴らしいビジュアル体験が期待されています。

便利な旅を提供する新しい交通手段


これらの新たな交通手段は、観光庁の補助金を受けて実施されており、天文王国おかやまの魅力を広く伝える一助となるでしょう。運行は2022年2月22日から予定されており、地域の観光振興にも寄与すると期待されています。さらに、旅の途中には小型プラネタリウムも整備され、車両の中で星空の幻想的なひと時を過ごすことができるように設計されています。

岡山県で新しい星空体験をしながら、自然とのふれあいや観光施設めぐりを楽しむ旅が提供される「スタートレイン」と「スペースライナー」。これにより、より多くの天文ファンや観光客が広域から訪れることが期待されています。ルートや運行スケジュールについての詳細は今後発表される予定で、これからの展開に注目が集まります。

会社情報

会社名
井原鉄道株式会社
住所
岡山県井原市東江原町695番地1
電話番号
0866-63-2677

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