旭化成、HRアワード2024企業人事部門で最優秀賞を受賞
旭化成株式会社が、2024年の「HRアワード」において、企業人事部門で最優秀賞を受賞しました。この栄誉は、同社が新入社員向けに設立した「新卒学部」というラーニングコミュニティ施策が高く評価された結果です。
HRアワードとは
「HRアワード」は、日本の人事関連の情報を提供する大手ポータルサイト「日本の人事部」が主催し、人と組織の成長を促進する取り組みを表彰する制度です。本年度は404件の応募があり、その中から「日本の人事部」の会員からの投票や専門の選考委員会による審査を経て、最優秀賞が選ばれました。この制度は今年で13回目を迎えます。
なぜ「新卒学部」が選ばれたのか
「新卒学部」は、入社したばかりの新入社員同士が互いにつながりを持ちながら、共に学び成長することを目的としたコミュニティ形式の施策です。特に、近年の若手社員が抱えるキャリアへの不安に着目し、自律的なキャリア形成を支援しています。これにより新入社員の学習時間が増え、キャリア不安の軽減が図られました。受賞に際しては、学び方の改革への積極的な取り組みが評価され、その仕組みが革新的であることが大きな要因となったようです。
受賞を受けた今後の展望
旭化成は今後も、自律的なキャリア形成や従業員のウェルビーイング向上を目指し、さらなる育成施策を展開していく意向を示しています。企業価値の向上とともに、働きがいのある職場環境を実現するための取り組みを続けていくことでしょう。
「日本の人事部」とは
「日本の人事部」は、企業人事や経営者、管理職などの栄養素となる会員が集まるナレッジコミュニティであります。その中での表彰制度「HRアワード」は、人事施策への認知を促進する重要な役割を担っており、全国約33万人の正会員の投票に基づいて受賞者が選定されます。
この受賞を機に、多くの企業が同様の取り組みを検討するきっかけとなることが期待されます。旭化成の「新卒学部」に続く成功事例が、今後日本の職場全体にさまざまな効果をもたらすことを願っています。