株式会社ロココとタニウムの新たなパートナーシップ契約
2023年、株式会社ロココはタニウム合同会社との間で新たなパートナーシップ契約を締結しました。この提携により、サイバー攻撃から組織を守るためのエンドポイントのセキュリティ対策を一層強化することが目的です。この背景には、近年のサイバー攻撃の高度化があり、従来のウイルス対策ソフトでは対処が難しくなっている現状があります。
エンドポイントセキュリティの重要性
今日、サイバー攻撃はますます巧妙化し、単純なウイルス検知では防げない状況に至っています。それに伴い、従来の「侵入を防ぐ」アプローチから「侵入を前提にした対策」へとシフトする必要があるのです。その代表的な方法として、Endpoint Detection and Response (EDR)が注目されています。EDRは不審な行動を迅速に検知し対応する能力を持っていますが、人的リソースだけに依存するのでは限界があります。自律型のセキュリティソリューションが求められる所以です。
タニウムの力
タニウムは、唯一無二のリアルタイム、クラウドベースでエンドポイントを管理するプラットフォームを提供しており、世界中で3,200万以上のエンドポイントを保護しています。彼らの提供するコンバージド・エンドポイント管理は、サイロの排除、複雑さやコスト、リスクの削減を可能にします。タニウムの顧客には、フォーチュン100社の40%以上や、米緒の商業銀行トップ10のうち9社など、名だたる企業や組織が含まれています。また、国防関係の機関でも広く利用されています。
タニウムの特徴
タニウムの技術の中でも特筆すべきは、以下のポイントです。
- - 端末のセンサー化:すべての端末を認識可能にし、非管理端末も視覚化。
- - システム一貫管理:社内LANやWAN、テレワークなどのインフラを一つのシステムで管理。
- - 特許技術リニアチェーン:大容量ファイルを円滑に配信。
- - 柔軟なスケーラビリティ:数千台規模でも効率的に対応可能。
ロココとの協力による新たな価値提案
タニウム合同会社の代表執行役社長原田英典氏は、ロココの専門性を強調し、新しい価値提案に期待を寄せています。ロココは2013年からServiceNowと協力し、IT運用の自動化や高度化を推進してきました。その結果、ServiceNowからはEliteパートナーとして認定されています。
タニウムとの提携により、企業に対してセキュリティ対策を強化し、ServiceNowの導入及び機能拡張を支援するサービスを提供できるようになるでしょう。ロココはこれからも、クライアントのニーズに合った最適なセキュリティソリューションを提案しつづけるとしています。
企業概要
- - 社名:株式会社ロココ
- - 本社所在地:大阪府大阪市、東京都港区
- - 事業内容:ITO&BPO事業やクラウドソリューション事業、海外事業など多岐にわたるサービスを提供しています。
詳細な情報はロココの公式ウェブサイトで確認できます:
ロココ公式サイト
この新たな提携が企業のサイバーセキュリティにどのような影響を与えるのか、今後の展開に注目です。