竹原市で新たな観光体験が誕生する
広島県竹原市が注力する観光DX(デジタルトランスフォーメーション)ソリューションの実証実験が、2024年12月21日から正式に開始します。このプロジェクトは、ReGACY Innovation Groupと一般社団法人ローカルイノベーション協会の協力によるもので、株式会社GATARIが提供するイマーシブガイド®を用いて、竹原市内の歴史文化施設の体験価値を向上させることを目指しています。
背景と目的
竹原市は独自の歴史と観光資源を持ち、特に「製塩地からの繁栄」や「酒づくり」で知られています。この地域には歴史的建造物や町並みが残り、観光客が訪れる魅力があります。しかし、一方で観光客の滞在時間を延ばすための課題も抱えています。この実証実験では、来訪者の回遊性を高め、観光体験の質を向上させる取り組みが行われます。
実施内容
実証実験の一環として、GATARIが開発した「音で竹原の歴史を感じる旧松阪家住宅・酒蔵交流館めぐり」が登場します。この体験は、旧松阪家住宅と藤井酒造の酒蔵交流館の二つの場所で提供されます。
体験の特徴
参加者は、各施設で貸与されるスマートフォンを使用し、音声ガイドに従いながら施設を観覧します。音声MR(ミックスリアリティ)技術を活用しており、歴史的背景や地域のストーリーに触れることができるように設計されています。これにより、観光資源に新たな魅力をプラスし、訪問者の満足度を向上させることを狙っています。
体験概要
- - 実施期間:2024年12月21日(土)〜2025年3月31日(月)
- - 体験先:
- 旧松阪家住宅(〒725-0022広島県竹原市本町三丁目9-22)
- 藤井酒造 酒蔵交流館(〒725-0022広島県竹原市本町三丁目4-14)
- 旧松阪家住宅:700円(別途、入館料300円)
- 藤井酒造 酒蔵交流館:700円
- 共通体験券:1,200円(入館料300円が別途必要)
メディア向け体験会
広く知識を深めてもらうため、12月21日と22日にメディア関係者向けの体験会も開催されます。参加希望者は、事前に申請を行う必要があります。詳細はローカルイノベーション協会にお問い合わせください。
将来の展望
GATARIのイマーシブガイドは、観光業だけでなく、地域経済の振興、そして竹原市の持続可能な社会の実現にも寄与することが期待されています。デジタル技術を駆使し、竹原市ならではの観光資源を活かしたプロジェクトの進展を、ぜひ注視していきましょう。