被災地の母たちが新たな家族の形を模索中
岩手県沿岸部に新たな地域活性化の拠点「リタニティハウス」が誕生しようとしています。これは一般社団法人ブレスユーによるシングルマザーのための支援の一環であり、地域の多世代が互いに支え合う場所を提供することを目指しています。
プロジェクトの背景
東日本大震災から14年が経過し、多くの課題が残っています。その中でも特に、シングルマザーの貧困や高齢者の孤立は深刻な問題です。ブレスユーはこれまで、シングルマザーの自立を支援し、高齢者の地域参画を促進する活動を続けてきました。
今回の「リタニティハウス」は、シングルマザーが安心して子どもを預けられる環境を整えるとともに、学びの場を提供します。さらに、コミュニティの強化を図り、助け合いが生まれる人間関係を築くことを目指します。この家は、多世代が集い、支え合える家族のような温かい場所になることを期待されています。
クラウドファンディングへの挑戦
現在、リタニティハウスの建設は順調に進んでおり、2025年3月の完成を目指しています。その資金を集めるために、クラウドファンディングに挑むこととなりました。目標金額は500万円で、全国の過疎地域へ希望を届ける一歩になると確信しています。
取り組みの内容
リタニティハウスでは以下のような活動が行われる予定です:
- - 子どもを預けられる環境の提供: シングルマザーが安心して働くために、子どもを預けられる場所を確保します。
- - 交流の場の創出: 地域の人々が自然に交流し、助け合う場を提供します。
- - 多世代支援: 高齢者や子どもたちも参加できるプログラムを企画し、地域内の多世代が共に支え合える仕組みを整えます。
私たちの目指すのは、誰もが居場所を感じられる家族のような場です。この取り組みは、シングルマザーや高齢者だけでなく、地域の企業や有志の協力によって成り立ちます。地域全体で愛し合いながら盛り上げていく「町民みんな家族」のモデルを実現します。
これからのスケジュール
リタニティハウスの完成に向け、以下のイベントが行われます:
- - 記者会見 (2月20日): プロジェクトの説明やアンバサダーからの応援コメントが行われます。
- - お披露目会 (2月28日): リタニティハウスでの活動紹介を行うイベントです。
- - デジタルスキル研修: シングルマザー向けの研修を複数回開催予定です。
町民共同の力で地域を変える
岩手県沿岸部の被災地から発信されるこのプロジェクトは、地域住民が自ら未来を切り拓く力を引き出し、誰もが安心して暮らせる地域社会のモデルを作るものです。クラウドファンディングの成功により、停滞する過疎地域を変える希望の光になることを信じています。
私たちブレスユーは、一歩を踏み出す勇気とサポートを提供し、岩手県から全国へ新たなモデルを発信していきます。皆さまの温かい支援をお待ちしています。