タカノ株式会社が自然共生サイトに認定
タカノ株式会社(本社:長野県上伊那郡宮田村)は、地域生物多様性増進法に基づき、長野県宮田村と共同で申請した「増進活動実施計画」が認定されました。この計画の一環として「中央アルプス駒ヶ岳山麓の里山エリア」が「自然共生サイト」として認められることとなりました。この認定は、2025年4月に施行される新たな地域生物多様性増進法に基づくものです。
自然共生サイトとは何か?
「自然共生サイト」とは、地域の企業や市民、団体、自治体が所有または管理する土地において、生物多様性の保全活動が行われていると環境省や農水省、国交省によって認定された区域を指します。この制度は、国際的な生物多様性保全の枠組みである30by30目標の達成にも寄与するものとされています。この目標は、2030年までに陸と海の30%以上を効果的に保全することを目的としています。
認定されたエリアについて
今回認定されたエリアは「中央アルプス駒ヶ岳山麓の里山エリア」で、タカノ株が管理する「ルビーの里 駒ヶ岳ガーデン」がその中心です。ここでは、カラマツやシラカバに囲まれた「高嶺ルビー」という赤い花のソバが美しく咲く景観が広がります。この花は、9月下旬から10月中旬にかけて幻想的な風情を醸し出します。また、宮田村が管理する「アサギマダラの里」と共に、自然環境の価値が評価され、今回の認定に至ったのです。
生物多様性保全の重要性
生物多様性の保全は企業の社会的責任でもあり、地域の持続可能な発展にとって非常に重要な基盤となります。タカノ株式会社は、宮田村との連携を深めながら、次世代に豊かな自然を引き継ぐための保全活動を進行させていく方針です。地域の持続可能性を高めるためにも、このような取り組みは社会に必要不可欠です。
タカノ株式会社について
タカノ株式会社は、日本の製造業からスタートし、現在では『創造業』へと進化を遂げました。ばねの製造から始まり、オフィス家具やエクステリア製品をはじめとする広範な製品ラインを展開してきました。医療や福祉分野への進出も果たし、さらに臨床検査薬の分野にも挑戦しています。
会社の発展の要因は、この多岐にわたる展開力にあります。タカノは常に高い志を持ち、社会のルールを守りながら持続可能な成長を追求する企業として、今後も新たな挑戦を続けていく所存です。
会社概要
- - 会社名: タカノ株式会社
- - 証券コード: 7885(東京証券取引所スタンダード市場上場)
- - 所在地: 長野県上伊那郡宮田村137
- - 代表者: 代表取締役社長 鷹野 雅央
- - 創業: 1941年7月1日
- - 設立: 1953年7月18日
- - URL: タカノ株式会社
- - 事業内容: 事務用椅子、その他椅子、エクステリア製品、エレクトロニクス関連製品、医療・福祉機器の製造及び販売