デス活とは何か?
近年、私たちが避けて通りがちなテーマ、それが『死』です。市民生活や日常会話の中で、簡単には触れないこの話題ですが、意外にも大切なものがあります。それは『生きる』ということ。そんな中生まれたのが、『デス活』です。これは、お茶やコーヒーを飲みながらお菓子を楽しみつつ、カジュアルに死について語り合う活動です。主宰者である吉田英史氏は、公認心理師としての経験から、こうした機会が人々の心にポジティブな充実感をもたらすと考えています。
デス活の概要
2025年1月26日(日)、神奈川県鎌倉市のかまくら駅前蔵書室で、『デス活』のイベントが実施されます。開催時間は18:00から20:00までで、参加者は自由に意見を述べ合うことができます。このイベントでは、毎回設定されるテーマに基づき、参加者は各々の経験や考えをシェアし合います。たとえば、「忘れられない身近な人の死」や「安楽死の是非」などのテーマが用意されており、共に語り合うことで参加者同士の理解を深めることが狙いです。
デス活を始めた背景
吉田氏は、地域の公的機関や学校での対話の場づくりを行っていますが、日常的に直面する『死』についての話題に多くの人が興味を持っている様子を観察し、デス活の形成に至りました。自身の喪失体験を経て、参加者が死について語ることで、癒しや社会的なつながりが生まれると気づいたのです。暗い話題のはずが、参加者たちは最後には清々しい表情を浮かべ、心の荷を下ろして帰ることが多いといいます。
参加者の声
過去に開催されたデス活では、参加者たちがどのように心を開き、共感し合ったのか、その様子が多くのメディアに取り上げられています。「デス活を通じて自分の思いを整理できた」「他の人の話を聞くことで、新たな気づきがあった」といった感想が寄せられています。このように、お菓子を食べながらのカジュアルな雰囲気は、参加者に安心感を与え、真剣なテーマについてもリラックスして話しやすくなります。
参加申し込みについて
『デス活』に参加したい方は、事前に申し込みが必要です。詳細情報や申し込み方法は、吉田氏の運営する公式サイト、
デス活公式ページで確認できます。特別な時間を持ち、共に命について考え、心を通わせるこのイベントに、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
このように、デス活はただの話し合いにとどまらず、心と向き合う時間を提供する場でもあるのです。