日揮ホールディングスがモザンビークで新たなLNGプラント建設を受注
近年、エネルギーの安定供給がますます重要視される中、日揮ホールディングス株式会社が、モザンビーク沖での洋上LNGプラントの建設プロジェクトを受注したことが明らかになりました。これは、同社グループの現地法人であるJGC France社が、仏テクニップエナジー社及び韓国のサムスン重工業社と連携し、伊ENI社が主導する特別目的会社向けに行う事業です。
プロジェクト概要
このプロジェクトは、モザンビーク共和国のコーラルガス田向けに設計されており、年産約360万トン規模の洋上LNGプラントを新たに設置するものです。受注したEPCIC(エンジニアリング、調達、建設、据付、試運転)役務は、日揮ホールディングスとテクニップエナジー社のジョイントベンチャーが主に担当します。また、コンソーシアムに参加するサムスン重工社は、FLNG(浮体式液化天然ガス)船体の建設を行います。
このプロジェクトの契約金額は約50億米ドルとされており、日揮グループはその中で1億5000万ドルを超える分を受注しました。この金額の半分は、2025年から2026年にかけて受注計上される予定です。
モザンビークにおける足跡
日揮グループは過去にもモザンビークでのプロジェクトを手掛けており、最初のFLNGプロジェクトであるCoral South ProjectにおいてもEPCIC役務を受注し、2022年には初出荷を達成しました。現在も同プロジェクトは年間340万トンのLNGを生産しており、同社は顧客との信頼関係を強化し続けています。
エネルギートランジションの一環として
日揮グループは、FLNG分野では特に強い存在感を示しており、マレーシアの国営石油会社向けにFLNGプラントの建設を行うなど、リーディングコントラクターとして地位を確立しています。また、アラブ首長国連邦向けのルワイスLNGプロジェクトや、カナダ、モザンビーク、インドネシア向けのプロジェクトでも着実に実績を上げており、環境に配慮したエネルギー供給に向けた取り組みを続けています。
結論
日揮ホールディングスによる今回の受注は、モザンビークにおけるエネルギー供給の安定性を図るための重要なステップであり、将来的には地域全体の経済発展にも寄与することでしょう。環境負荷の少ないLNGプラントの建設を通じて、同社はエネルギートランジションと「Enhancing Planetary Health」という企業ビジョンを実現するための努力を続けていくとしています。