生命保険の見直し
2010-07-12 17:33:28
生命保険の見直し、半数以上が実行に至れずその理由とは
近年、生活環境の変化や経済状況の影響で、多くの人々が生命保険の見直しを考えています。しかし、その実行に至るのは約半数に留まっているという最新の調査結果が発表されました。
本調査では、生命保険の見直しを目的として自己勉強や専門家への相談を行った人々に焦点が当てられています。その結果、見直しを実際に行ったのは53%にとどまり、残りはその決断を保留したままとなっています。
特に、自己勉強を通じて見直しに至らなかった理由として、「類似商品が多くて判断が難しい」という声が圧倒的で、72.8%がこの問題を挙げています。この他にも、「これまでの保険料が無駄になるのでは」という懸念が40.4%、また見直しのメリットばかり強調されることに警戒感を抱く声も38.9%を占めています。
一方で、専門家に相談した場合には「一人の意見を聞いただけで決めてしまうことへの不安」が46.3%と最多で、次いで「説明が分かりにくい」と31.0%、さらに「提案された商品が自分のニーズに合わない」と感じる人が26.1%見られました。
さらに、複数の保険会社を扱う「乗合代理店」の認知度は53.6%に達しているものの、実際に相談したことがあるのはわずか7.0%という現実があります。相談をためらう理由として最も多かったのが「相談後にしつこく連絡が来そう」というもので、これが50.2%の人に該当します。また、「売りやすい商品を優先的に勧められるのではないか」との懸念も40.8%の人が抱いています。
調査からは、複数の専門家や代理店に相談し、その意見を比較したいと考えている人が49.8%いるものの、実際には「どう選べばよいか分からない」といった理由から相談をためらう声が52.2%で、また異なる意見の比較が難しいと感じる割合も46.6%です。「面倒だ」と感じる人も40.2%に上り、複数の相談相手を持つことに対するハードルが高いことが浮き彫りになっています。
このような背景から、生命保険の見直しは特にファミリー層にとって急務となっているにもかかわらず、その複雑さや情報の非対称さから、合理的な見直しを実現するのが困難という状況が続いています。これからいかにして生活者が安心して生命保険を見直し、納得感を持った選択ができるようにするかが今後の重要な課題です。
今回の調査は、生命保険を見直す際の課題を明確にし、今後の方向性を探る重要な資料となっています。詳細については、「保賢人」の広報ブログや調査報告書も参照することができますので、興味がある方はぜひ確認してみてください。
会社情報
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株式会社カレン
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- 東京都港区芝大門2-11-1 富士ビル5F新四curumuビル7F
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03-6681-8480