高橋真琴の卒寿記念展『MACOTO JAPON』が伊勢丹新宿で開催！

日本の少女画を牽引してきた高橋真琴氏の卒寿を記念する展覧会が、伊勢丹新宿店のアートギャラリーにて9月11日からスタートします。展覧会のタイトルは『MACOTO JAPON』で、特に「ファッション」をテーマに作品が展示されます。高橋氏は1960年代から現代にかけて、多くの少女文化を生み出してきた功績があります。彼の作品は単なる絵画にとどまらず、衣類や文房具、雑誌の表紙など、さまざまな形で私たちの生活に彩りを添えてきました。

この展覧会では、1969年に描かれた特選原画『マフの少女昭和ノート’70年カレンダー』をはじめ、数多くの魅力的な作品が展示されます。出品としては、直筆水彩画や版画、雑誌の表紙作品、民族衣装をテーマにした作品などが盛りだくさんです。具体的には、1972年に発表された『デラックス・マーガレット’73年冬の号表紙』や、2001年の『ひまわり畑（ウクライナ）』といった作品が並び、観る人々を魅了します。新作版画も数点紹介されており、日々進化する高橋氏のアートの姿が感じられるでしょう。

さらに、本展は初日である9月11日（水）には事前抽選による優先入場が行われ、特別な体験を提供します。この日から9月24日までの開催期間中には、随時新しい作品も追加展示される予定です。9月18日（水）からは、さらに20点の原画が抽選販売されることもありますので、購入を希望される方はお見逃しなく。

高橋真琴氏は、1934年に大阪に生まれ、貸本漫画からキャリアをスタートさせ、その後、少女たちのための雑誌で多くのカラフルな連載を手がけてきました。1992年から現在にかけて、定期的に個展を開催し、アパレルブランドの〈コムデギャルソン〉や〈アナスイ〉などからも作品が起用されるなど、常に注目を集めています。2024年には、新たに「マコトピア」を名付けられた彼の作品の世界観がさらに深まっていくことが期待されています。

この展覧会を通じて、高橋真琴氏の作品を初めて観る方も、長年のファンの方も、彼の独自な視点と言葉で表現された少女たちの世界に触れる良い機会です。また、同時に文化やファッションが交差する美しいアートの数々に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。展覧会の詳細や最新情報は、高橋真琴展覧会の公式サイトでもご確認いただけます。彼の作品が堪能できる貴重な時間をお楽しみください。