ミズノがCentricと提携、スポーツ市場への迅速なアプローチを実現
ミズノ、Centricとのパートナーシップで市場対応力を強化
2024年9月、アメリカ・カリフォルニア州キャンベルに本社を置くCentric Softwareは、ミズノ株式会社が自社の成長をさらに加速させるため、同社の製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューション「Centric PLM™」を導入すると発表しました。これにより、ミズノはデジタル化を進め、製品開発のスピードを向上させることを目指しています。
ミズノは1906年に大阪で設立され、現在でもスポーツ用品やアパレル、シューズなどの総合メーカーとして広く知られています。同社の製品は、先進的なテクノロジーと伝統的なクラフトマンシップを融合させ、高品質なものが求められるアスリートや一般消費者に向けて提供されています。
2022年には、大阪にイノベーションセンターを設置し、研究開発力の強化とスポーツを通じた社会イノベーションを促進しています。ミズノのビジネスモデルは、多様な販売チャネルを持ち、ECサイトや店舗、スポーツチームへの製品提供を行っています。
今回のPLMソリューション導入は、ミズノの成長戦略の一環として位置付けられており、特に設計から調達、品質管理、製品企画に至るまでのプロセスを合理的に統合することが求められています。ミズノ株式会社グローバルアパレルプロダクト本部の中田良平氏は、「国際的な成長のために、すべてのプロセスを一つのプラットフォームに統合する絶好の機会と考えています」とコメントしています。
市場調査の結果、ミズノはCentric PLMの導入を決定しました。この選択の背景には、Centric Softwareが持つ他の顧客との豊富な経験、並びにスポーツおよびアパレル業界における専門知識が重要であると認識されています。これにより、製品開発プロセスの可視化が進むとともに、将来的な成長も期待されています。
Centric PLMは、モジュラー型プラットフォームで、ライン計画、製品仕様、資材管理、カレンダー管理、製品調達、工程管理といった主要な機能に加え、リアルタイムの製品データを活用することでミズノのチームの協力を促進し、迅速な意思決定をサポートします。
ミズノは、タスクの自動化やワークフローの最適化を通じて、作業時間を短縮し、生産性の向上にも目を向けています。常に革新を追求し、それを基にした高品質な製品を世に送り出しているこの企業にとって、Centric PLMはその実現に欠かせないシステムであると言えます。
Centric Softwareのプレジデント、Fabrice Canonge氏は、「ミズノとのパートナーシップが、高品質で市場対応力のある製品開発に結実することを非常に嬉しく思っています。Centric PLMを通じて、ミズノがさらなる成長を遂げ、業界のイノベーションをリードし続けられるようサポートしていきます」と語っています。
今回の提携により、ミズノは情報を最大限に活用し、市場の変化に柔軟に対応できる製品開発体制を強化することができます。将来的には、この取り組みが実立することを期待しており、ミズノの次の一手に注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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セントリックソフトウェア
- 住所
- 東京都港区北青山3-6-7青山パラシオタワー11階
- 電話番号
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