「バディ往診™」エムスリーへ参入
2024-04-01 15:05:15
高齢化社会を支える在宅医療支援サービス「バディ往診™」がエムスリーグループへ参入
高齢化社会における在宅医療支援サービスの進化:当直連携基盤とエムスリーの連携
近年、日本社会の高齢化が加速する中、在宅医療の重要性が増しています。高齢者の増加に伴い、在宅医療へのニーズはますます高まっており、医療機関の負担も増加の一途を辿っています。特に、夜間や休日の緊急対応は、かかりつけ医にとって大きな負担となっています。
こうした課題を解決するため、2018年に設立された株式会社当直連携基盤は、「バディ往診™」という画期的な在宅医療支援サービスを提供しています。独自の専門教育を受けたメディカルバディ™️による往診現場のマネジメントや、かかりつけ医への詳細なレポート共有などを通して、医療機関の高い満足度を実現しています。
関東エリアからスタートした同社のサービスは、現在では愛知県、大阪府、福岡県へと拡大。2024年4月時点で、350施設を超える医療機関を支援し、7,000名を超える看取り実績を誇ります。
この度、当直連携基盤はエムスリーグループの一員となることを発表しました。エムスリー株式会社は、日本の医師約9割が登録する医療従事者専門サイト「m3.com」を運営する企業です。製薬会社向けマーケティング支援や治験支援、クリニック向けのDX化支援サービスなど、幅広い事業を展開しています。
特に、クリニック向けDX化支援サービスにおいては、AI搭載クラウド電子カルテ「エムスリーデジカル」や、予約から決済までをワンストップで提供する「デジスマ診療」など、医療現場の生産性向上に大きく貢献しています。
今回のエムスリーグループへの参入は、当直連携基盤にとって大きな転換点となります。エムスリーが保有する国内外の広大な医師会員ネットワークを活用することで、「バディ往診™」のサービスエリア拡大が加速し、安定した高品質なサービス提供体制を構築できるようになります。さらに、日本での成功事例を基に、グローバル展開も視野に入れています。
当直連携基盤代表取締役の中尾亮太氏は、慶應義塾大学大学院で量子論を研究した後、ITコンサルティング会社を経て、医師である姉と共にクリニックを創業。その経験を活かし、在宅医療支援サービスという新たな道を切り開きました。
中尾氏のビジョンは、「Realizing memento mori - いまを生きる、希望をつくる。-」という企業理念に集約されています。質の高い在宅医療サービスを提供することで、「誰もが自分らしくいまを生きている社会」の実現を目指しています。
エムスリーグループとの連携により、当直連携基盤は更なる発展を遂げ、日本の在宅医療の未来を担う存在となることが期待されます。高齢化が進む日本社会において、その役割はますます重要になっていくでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社当直連携基盤
- 住所
- 東京都千代田区岩本町1-11-2A-rise神田2階
- 電話番号
-
03-6666-9277